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高等菌類の進化

コフキサルノコシカケ(現生)
木材を腐朽する菌類として、代表的なのはサルノコシカケなどの担子菌です。化石からは菌糸や分解の痕跡が見つかります。石炭紀には、すでに現在の菌に近い分解能力を持った担子菌がいたようです。テングタケやベニタケ、イグチといった菌の祖先も、多くは三畳紀頃に分化していたと考えられます。この時代には、マツ科植物が進化しました。これらの菌とマツは、密接な共生関係を結んでおり、マツの生活はこれらの菌ぬきには考えられません。マツ科針葉樹の発展とともにこれらの菌も進化していったと考えられています。