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恐竜の胃石と砂嚢
その巨大な体に似合わず、ブラキオサウルスやアパトサウルスなど、雷竜のなかまの頭はウマくらいの大きさしかなく、歯は細くて鉛筆くらいの太さです。これでは、たくさんの植物をすりつぶしてから飲み込むことはできません。そのかわり、雷竜は鳥と同じような砂嚢を持っていたようです。砂嚢の石のはたらきで、丸飲みした植物をすりつぶしていたのです。雷竜の化石が見つかる場所では、その付近では見られいような石が、つるつるに磨かれた状態で、固まりになって地層中から見つかります。このような石は、雷竜が飲み込んで砂嚢にため込んでいた石(胃石)なのでしょう。