|
|
被子植物の花粉化石 |
|
|
花粉化石は花粉分析という手法が確立しており、連続した化石資料を提供してくれます。被子植物の花粉は、花粉外膜の外層がテクツム(屋根)−コルーメラ(柱)−基底層という層状構造をなすという他の種子植物に見られない特徴をもっています。このような被子植物の最古の花粉化石が、約1億3000万年前のイスラエルやモロッコの地層から知られています。そのころの被子植物の花粉は、単溝型と呼ばれる発芽溝が一つだけあるタイプです。発芽溝を3つもつ3溝型花粉(真正双子葉類,系統樹参照)はおよそ1千万年遅れて現れます。
|
|
|
|
|
|
|