和泉層群から産出する植物化石
和泉山脈から、淡路島をへて四国まで細長く分布する白亜紀後期の和泉層群はアンモナイトを産出することで有名です。海にたまった地層なので、植物の化石は破片になって含まれており、形のわかるものはほとんどありませんが、まれに球果や広葉樹の葉などが産出します。白亜紀後期は、被子植物が爆発的に多様になった時期なので、貴重な資料です。