多様な陸上植物 森林の恵み
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白亜紀の植物食恐竜

トラコドンの頭骨(白亜紀後期、アメリカ産)
白亜紀になると、植物の主役は裸子植物から被子植物へと、交代しました。同じころ、植物を食べる恐竜の種類にも大きな変化が起こっています。雷竜や剣竜のなかまがおとろえ、カモノハシ竜や角竜そしてヨロイ竜などが栄えました。白亜紀に栄えた恐竜の多くは、植物をかみ切るのに適した、くちばしを持っていました。また、カモノハシ竜や角竜のあごには、たくさんの歯が並んではえており、上下の歯がすれ合って、植物を細かくすりつぶすことができました。歯が発達したためか、カモノハシ竜や角竜の場合には、胃石は発見されていません。