2025年度 秋季博物館実習 3班5日目(10月12日)

みなさんこんにちは!

2025年度 秋季博物館実習 3班5日目のブログを担当いたします、神戸大のU.Y.です。

本日は博物館を離れ、藤井寺市 近鉄「道明寺駅」近くの河原にて、友の会秋祭り「砂絵とモザイクアート」に補助スタッフとして参加させていただきました。

イベントの準備としては、前日に砂絵に使用する台紙を作成することと、当日の朝に河原の砂を篩にかけて粒の大きさごとに分別を行いました。開始後は基本的に他の参加者の皆さんとともにイベントに参加させていただきました。砂絵は各々がボンドで絵を描いた台紙に砂や小石を乗せて作り、モザイクアートは巨大な下絵の上に様々な色の石・砂を敷き詰めて作ります。どちらも意外と苦戦しましたが、参加者同士で協力し合ってとても満足できる出来になりました。特に玉手橋(映画「国宝」のロケ地だそうです。)から見たモザイクアートは圧巻の完成度でした。

このイベントは川周辺の生物・岩石の観察会も兼ねています。参加者同士の交流や、解散後も参加者の皆さんが学芸員の方々と共に熱心に川での観察や虫取りをしている様子がとても印象的でした。私たち実習生は今まで大学の授業で教育普及機関としての博物館の役割について繰り返し教わってきましたが、実際の行事に参加することによって、その重要性を体感することができました。また、大阪市立自然史博物館では、ほぼ毎週末に様々な人々を対象とした様々なイベントを開催しており、その意識の高さに驚かされました。(ちなみに2024年度に実施した行事の回数は何と約200回にもなるそうです。)

残念なことに午後からは雨天のため、片付けを終えてから早々に解散になりましたが、非常に有意義な一日を過ごさせていただきました。正直なところ、私は当日のことが不安で前日に一睡もできませんでしたが、イベントは実に和やかに進行して何事もなく実習を終えることができ、胸のつかえが取れました。明日からは安眠できそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。