博物館実習最終日
友の会秋祭りが雨天のため中止となりました。
なので、動物研究室の方について館内での実習作業を行うことになりました。
まずは、特別展の展示の撤収作業を行いました。
実習期間中、何度か展示の撤収作業をする度に感じたことですが、展示として見られる資料は博物館が所蔵する資料のうちの氷山の一角に過ぎないということです。それほど、収蔵庫には多種多様な展示品が収蔵されています。
次に動物の剥製を扱う実習をさせていただきました。
まずは鳥の標本のラベル作成を行いました。今回の実習期間中には植物や昆虫などの様々な標本資料を扱いましたが、ラベルとしてそれぞれの情報をきちんと示しておくということは本当に重要です。ラベルが外れていたり、その情報が不正確であったりすると、標本としての価値は一気に下がってしまいます。
そのためにはラベル作りにおいては、1.標本から絶対に外れないように工夫して取り付けること。2.皆が読める字で記述すること。以上の2点が重要になります。
次に動物の毛皮を薫蒸するために、袋詰めにしていきました。以前では薫蒸は薬品で行うことが多かったようですが、最近では薬害を防ぐために低温で処理することが主流になっています。
自然史博物館では-40℃の冷凍室で処理を行いました。