2016年度冬期 博物館実習 1日目

本日は、博物館実習・教育普及コースの初日でした。
午前中は、長居植物園案内・動物園「みぢかな冬鳥をさがそう」を見学させていただきました。
双眼鏡や望遠鏡を持って植物園内を散策し、学芸員の和田さんの解説を聞きながら、様々な鳥を観察しました。
参加者は50名ほどで、親子連れやご年配の方まで、様々な年代の方々がいらっしゃっていました。イベント中、参加者の方から次々と質問が出ていて、とても和気あいあいとした良い雰囲気だと感じました。落ちている羽や糞、植物の種子の種類からも、多くのことが推測できる(鳥の種類、どこから飛来したか、キジバトの風切羽が落ちていることから、オオタカに捕食されたことが分かる等)のがとても興味深かったです。今回、初心者の私でも、教えてもらいながら沢山の鳥を見ることが出来てとても楽しく、野鳥についてもっと知りたいと思いました。このようなイベントによって地域の方に学習の機会を提供することも、学芸員の役割なのだと身をもって感じました。
午後は、1月8日・9日に開催される小中学生向けのバックヤードツアー「はくぶつかん・たんけん隊」の補助スタッフ研修に参加しました。
研修では、まずイベントの概要やスタッフの役割分担について学芸員の石田さんから説明を受け、その後実際にバックヤードツアーの順路を歩いて確認しました。学芸員さんや補助スタッフの方々のお話を聞いて、より円滑で有意義なイベントするための工夫やノウハウが、何度も開催する中で、積み重ねられているのだなと感じました。バックヤードツアーの予習で、収蔵庫を見学し、莫大な数の資料が保管されているのを見させていただきました。昆虫は針で刺し、植物は押し葉にし、菌類はそのまま乾燥させる、など生物により保存方法が決まっているのが興味深かったです。
明日からのイベントでは、開催する側に立ってお手伝いさせて頂くので、参加者の方々に楽しんでもらえるように精一杯頑張りたいと思います。
(C.I)

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