2018年夏期博物館実習3日目 4班 昆虫

3日目【蟻地獄】
4班は昆虫の分野について実習を行いました。主にウスバカゲロウの標本作成と収蔵庫内での標本解説をして頂きました。
標本作成;
ウスバカゲロウはいわゆる「アリジゴク」の成虫の名として有名であり、砂浜や木の根元の砂、岩の窪みへ溜まった砂中など過酷な環境下でも生きられる種もあります(しかし全ての種がアリジゴクを作るわけではない)。
作業はまず、針刺し用の小紙をウスバカゲロウの右側面へ木工用ボンドで接着しました。この際ボンドが飛び出ぬ様注意し、触覚や手脚など取れている場合は同じ紙へ接着しておきます。乾いたら全ての標本の高さが合う様 針を刺して固定しました。
その後、後翅のRs分岐の横脈や前翅Rs分岐の位置・羽の模様・毛爪の細かさや触覚をルーペで観察しながら同定していきました。結果、自身の行った標本11個体のうち10個体はホシウスバカゲロウで1個体がウスバカゲロウでした。
今回の同定では検索表を使用したため比較的スムーズに作業が進みましたが、収蔵庫内の標本はまさに3D図鑑とも言えるものであり、全て整理していく事がどんなに難しいか身をもって感じました。今日は台風の到来につき午後の実習が削れてしまいましたが明日以降の実習も楽しみつつ頑張って臨みたいとおもいます!
(4班 M大学 S.I)

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