2020年度博物館実習(冬) 1日目

実習一日目担当のS大学のA.K.です。
実習一日目は、まず大阪市立自然史博物館についての概要を伺いました。伺ったお話の中では、学芸員の方の各々の担当分野の幅広さが印象的でした。私はすぐ自分の専門分野に持ち込んで考えてしまう癖があるので、別の分野にも興味を持って積極的に学んでいく姿勢を大切にしたいと思いました。
 一日目の課題として大阪市立自然史博物館様のYouTube動画を拝見しました。詳しい感想等は実習日誌に記載しましたため省略いたしますが、博物館とYouTubeという関係は複雑だなと思いました。これはYouTubeに限らず、他のSNSなどにも言えることだと思うのですが、このような場ではどうしても過剰に強い言葉が好まれる傾向にあります。注目されることだけを考えるのならそれでも(多少誤解されるような表現が含まれても)良いと思うのですが、博物館の公式チャンネルではそうはいきません。つまり、博物館はインターネット上では文脈にのりづらく、短期間で多数から話題にされる状態にはなりにくいと思われます。そのため、YouTubeという媒体は集客目的に使うのは難しいと思いました。反対に、少し興味を持って検索して動画を見つけてくれた人に対してはアピールする場として有効に活用できるのではないかと思いました。
私は博物館のYouTube公式チャンネルという存在について今まであまり考えたことがありませんでした。そのため、今回の課題は博物館とYouTubeの関係、あり方を考える機会となりました。
 私は博物館で展示される側の方のお話を伺うことが好きで、学芸員課程を履修しておりました。今年度は実習自体を受け入れていただけるか不安になることもありましたが、今回こうして実習に参加することができ本当にありがたく思っております。最後になりますが、このような複雑な状況の中、オンラインに切り替えて実習を行っていただきましたこと、心より感謝申し上げます。

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