2021年度夏期博物館実習 最終日(8月21日)

8月21日、最終日のブログを担当いたします、T大 A.Kです。
本日の実習は貝殻標本と小学生向け解説パネルの作成を行いました。
 各自好きな貝を用意し事前に殻標本としておき、同定などの作業を行った後、ハガキに解説パネルを製作しました。作業後はパソコン上で画像を共有し、工夫したことや伝えたいことを発表し、学芸員の方々や他の実習生と感想や改善点などを話し合いました。
 大学でホタテ貝の味や香りの研究を行っている私にとって、貝殻の方に注目しそれを調べることはとても新鮮で、楽しく取り組むことができました。しかし、それを子供向けに正しくわかりやすく伝えることはとても難しく、子供たちに興味を持ってもらえるように書き表すことは大変でした。
 子供のころ何気なく見ていた展示パネルは学芸員の方々のたくさんの工夫とそれまでのご準備があったのだと改めて知ることができました。展示を見た子供たちが興味をもったり、知識を深めてくれることは、子供たちへの教育だけでなく、その分野の発展につながることだと思います。私たち大人がこのように自分の専門知識を伝えていくことが、未来のためにとても重要なことだと感じました。
 今回の実習は大変大きな学びでした。ここで学び得たことを糧に自身の知識をさらに深め、さまざまな経験を重ねていきます。
 最後になりましたが、コロナ禍の大変な状況の中、実習を受け入れてくださった大阪市立自然史博物館の皆さまに心より感謝申し上げます。

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