実習2日目 4班
午前は、陸前高田市立博物館からレスキューした地質資料等の展示の撤去を行いました。 学芸員の方が、標本には学術的な価値だけではなく、地域の風景や自然を記録するものとしての価値もあるということを話されていたのが印象的でした。実習のなかで目にしてきた館内の標本も、さまざまな地域・年代の集積によってできたものであると改めて思いました。また、行政の手が十分に届かない場合であっても、全国30もの博物館が分担して資料のレスキューを行ったというお話を聞き、博物館同士が自発的に協力・分担することの大切さを感じました。
午後は、製本のための文献整理を行いました。文献はオーストリア、ソ連、カナダ、イタリアなど世界各地から集められた地質学についてのものでした。博物館に来館者として訪れる時には展示の方にばかり目がいきますが、貴重な資料を適切に保管するということも博物館の大きな役割の一つであると実感しました。