博物館実習 はくぶつかん・たいけん隊
今回博物館実習として2日にわたって行われた「はくぶつかん・たんけん隊」の補助員をさせていただきました。まず前日準備として、子供たちにわたす缶バッチづくりを行ったのですが、そもそも缶バッチが自分で作れるとは思っていなかったのでそこで驚き、またツアーで配る案内も学芸員さんが作っているものとは知らなかったのでそこにも驚きました。私の中の学芸員さんのイメージは博物館内において展示物を説明しているか研究を行っている人だったので、このような一面を知ることができてよかったです。
そして12日からは「はくぶつかん・たんけん隊」の本番でした。私は午前・午後とも低学年のグループと一緒になって、バックヤードのツアーに行きましたが、補助をしつつも自分自身バックヤードに入るのは初めてだったので学芸員さんの話に聞き入ってしまいました。低学年の子供たちは最初は緊張しているようでしたが、途中から慣れてきたのか質問をする子もいて、ツアーを楽しめているようでした。学芸員さんの説明を聞いていて、自分の専門のことを相手、しかも低学年の子供たちに理解してもらうようにしゃべるには深い専門知識だけでなく、相手の知識の量について知っておく必要があるのだと感じました。たとえば小学1年生では”億”という単位がいまいちピンとこなかったりするなどです。その時にどのように説明すればわかりやすいかということはとてもむずかしいことだと思いました。
13日は午前中は前日のツアーのアンケート集計を行いました。「はくぶつかん・たんけん隊」に参加した保護者の方はほとんどの方が、子供に興味を持ってもらいたいということを回答されていたので、最近では理科離れの子供が増えているということですが、博物館のこのような活動は、理科に興味を持つきっかけとなれるんだということを感じました。
午後からはまた「はくぶつかん・たんけん隊」の補助を行いました。今回は親御さんのバックヤードショートツアーで補助員をしました。大人のひとでもバックヤードに入れることはなかなかないので、収蔵庫などでは学芸員さんのの話を興味深そうに聞いていました。
今まで博物館関係の授業などで実際に学芸員さんの話を聞く機会はありましたが、自分でその仕事のお手伝いをすることははじめてなので、とてもいい経験になりました。