インターン最終日
本日でインターンの最終日です。
昨日は佐久間さんと大文字山にキノコを探しに行き、
今日はそれを標本にする作業をしました。
学芸員の仕事は思ったよりも幅広く、
私が今回のインターン期間中に見た感想としては
会議、標本整理、時々同定、趣味は研究という忙しい生活をしていらっしゃるようです。
自然史博物館なのでもっと植生史関連のことをしているのかと思っていたのですが、そういうわけではないということも、思っていたこととは違うことでした。
標本整理はすごく時間にかかる作業ですが、同定をする時に実際の標本と照らし合わせる事ができるのは博物館ならではのことではないかと思います。私もこのような博物館の利用の仕方があることは知りませんでしたが、もっとたくさんのひとに活用していただけるといいと思います。
自然史博物館で自分の知らなかった面白い分野や博物館内外の様々な仕事をしている人に出会えて、新しい世界を知ったような気がします。今後の参考にしていきたいです。お世話になった学芸員の佐久間さん、博物館の皆様に感謝します。
■担当学芸員です
植生史は環境の移り変わりを調べる大事な分野で、大阪市立自然史博物館では特に前館長の那須が専門分野にしていました。わたしも古植物担当と一緒にそうした議論も多少はしておりますが、日常の研究ではそちらはできていないのが実情です。
今回のインターンでは博物館学芸員に「密着取材」的な感じで帯同していただきました。この会議はどうしても無理、というもの意外はかなりいろいろな側面をみてもらったように思います。
「この期間にこれを仕上げてもらう」的なスパルタなプレプログラムは用意しませんでした。何をえられたか、はインターン生次第だと思います。今後の大学生などのインターン対応がどのようなかたちになるかは、ケースバイケースというところですが、そのインターン生だけの経験にするのではなく、こんなブログやほかの様々な活動を通して、得たものを広めてもらおうと思っています。
ちなみに趣味は研究というわけでもないし、研究は趣味でやっているのでもないよ。