博物館実習2日目、4班の記録

実習2日目午前、4班の2人は主に脊椎動物の化石標本の整理を手伝わせていただきました。博物館が受け入れた物のうち、未整理であるものにタグを付ける作業を行いました。クビナガ竜や翼竜、ウミガメ、ゾウの仲間などの化石を取扱いながら、化石の特徴から読み取れる形態や生態について、担当学芸員の方に細かく解説していただきました。タグの付いた標本を収蔵庫へ運んだ際に、アマミノクロウサギの骨をはじめとした貴重な標本を見せていただき、それらを例として島に生息する動物の進化についてのお話を聴きました。
午後は主にレプリカの製作を体験させていただきました。レプリカを制作することは骨の断面を観察するための下準備であること、そして骨には形態・生態に加え、その個体が患った病気の痕跡など、非常に多くの情報が詰まっていることを学びました。シリコーンと石膏を用いてレプリカの型を作る作業を実際に体験しましたが、実習時間内に完成させることは叶いませんでした。実習最終日に完成した姿を見せていただけるとのことなので、もう一度訪ねようと思います。
一日の実習を終えてからも、担当学芸員の方に様々な質問をさせていただきました。恐竜が鳥類へと進化する過程で、骨は徐々に空を飛ぶことに適した構造に変わっていったのか。太古のウイルスは化石として見ることができるのか。恐竜たちはどのような病気にかかり、どのような症状があったのか。など、時間を忘れて聴き入ってしまいました。今日一日、体験したこと、聴いたこと全てを楽しむことができ、非常に充実していたと感じています。

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