実習最終日
本日は実習最終日でした。私たち2班は地質についての実習を行いました。午前中は地質収蔵庫の説明と害虫チェックを兼ねた収蔵庫の清掃を行いました。地質分野は主にボーリングによってサンプルを採取するのですが、ボーリング調査にも建物を建設することに合わせて行うものと、研究の為だけに行うもの違いがあることを知り、今まで知らなかった地質分野のサンプル方法について詳しく学ぶことができました。収蔵庫の清掃では、一見綺麗に見える床でも全面を清掃してみると予想より多くのチリやホコリがたまっていることが分かり、害虫対策も兼ねて収蔵庫内の定期的な清掃は重要であることを認識できました。
午後は広報物の発送作業の補助と、広報物の作成から発送まで具体的にどのような行程で行われているかを説明して頂きました。広報物一つ取り上げても、例えばあるイベントを告知するとして、対象者は小学生の低学年だから表面の文字はひらがなで書きつつ目を引くような絵やイラストを用いること。裏面は親に見てもらうために具体的に詳細な情報を載せること・・・など。広報物は、誰を対象にどんな内容のものをどのように伝えるかがポイントということは基本的なことですが、そこがあいまいだと受け手へ伝わらないため最も意識すべき事だと学ぶことが出来ました。発送作業の合間、担当された学芸員へ我々の質問攻めに笑顔で答えて下さり、いろいろな事を知れてとても勉強になりました。
あっという間の5日間でしたが、内容の濃い実習で楽しく学ぶことができ良い経験になりました。学芸員の皆さん、ありがとうございました。