博物館実習4日目 4.5班

 4日目は昆虫が専門の学芸員さんのお手伝いをさせてもらった。午前中は博物館が受け入れた昆虫標本の整理を行った。標本箱に入っている昆虫が何の種類なのかを同定し、それぞれの種類が何匹いたのかを数えた。標本を見ていると昆虫の種類の多さに驚いた。昆虫標本は触角部分などが非常に折れやすいため、衝撃を与えないために台車で運ぶ際は標本箱の下に毛布を敷くなど、取り扱いに非常に気をつけた。
 午後は講義形式で標本に添付するラベルの説明や、標本の受け入れ票の記入方法を教えていただいた。特別展示の後片付けを行って、特別収蔵庫にある様々な昆虫標本のコレクションを見させていただいた。標本箱を収納する木製のタンスはとても頑丈そうに見えたが、特別収蔵庫内は湿度が低く、木が変形しやすいためいずれは扉が開かなくなるかもしれないという問題点を聞き、長期間資料を現状のまま保管する難しさを感じた。その後は午前と同じ作業をした。とても小さな昆虫がたくさんいて、ルーペを用いた。
 普段なんとなく見ていた昆虫標本も大変な苦労がかかっていることが感じられた一日だった。(K.H)

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