博物館実習 4班 5日目
K大学のHです。今日で夏期の博物館実習もいよいよ最後となりました。今日は一般の来館者の方が持参した昆虫や植物などの標本、写真を学芸員の方達が個別に解説してくれる標本同定会があるということで、今日の実習ではこれまで班ごとに行動していた実習生が一同に協力して手伝いを行うかたちとなりました。
これまでの実習では収蔵物のデータ登録や整理などの博物館の裏方としての学芸員さんの活動を体験しましたが、今日の実習では博物館を訪れた来館者の方に応対する所謂学芸員の博物館での表の活動を体験することが出来ました。
受付で来館者の応対をしていると小さなお子さん連れの方からご年配まで幅広い年齢の方が来られ、夏休みの宿題や趣味で標本について知りたい方など様々な目的で標本について勉強しに来るのだなと博物館の教育の役割の大きさを実感しました。
また、なかには数え切れない程のキノコの写真を持って来た女の子がおり、その種類の多さからどうやってこんなに集めたのだろうとビックリすることもありました。
結果としては標本同定会と同時に開催していた専門家による標本のトークショーに来られた方も含め、100人もの方が今回の特別行事に参加されました。自分達もこの行事の一員として成果を出すことが出来たように感じ、とても嬉しく思いました。
最後に5日間の実習を通して、学芸員の方々の詳しい説明、熱心な指導のおかげで学芸員の役割・心得、博物館の運営の現場についてより考え、知ることが出来たと思います。今回の実習を受け入れ、指導、担当して下さった学芸員の方々、ありがとうございました。