8月18日川端さんのもとで化石のコレクションを標本へ
今日の作業は地史の専門家である川端さんのもとで当館に市民の方から寄贈された化石のコレクションを標本にするためにデータをまとめました。これだけを聞くと簡単な作業に聞こえますが、コレクションの中には必要なデータが不足している物が混入していて、貴重な資料なので作業は丁寧に行う必要があり、それに加えて化石の中には非常に重たいものもあり持ち運びだけでも一苦労で、とても簡単と言える仕事ではありませんでした。しかし、標本があることでしか分からない貴重な情報があり、学芸員の方の仕事の一部を担っている実感があり、とてもやりがいがある仕事で充実した1日でした。
また川端さんが、当館に来られた方の質問に答えてる場面を見学しました。標本を整理している時から一目見てそれが何の化石を当てる知識に驚かされましたが、来場された方が持ち込んできた化石に対しても二枚貝だと即答し、それの化石についての説明を交えたお話は詳しく知らない人でも分かりやすいものになっていて、幅広い知識を分かりやすく伝える技術に更に驚いたのと同時に学芸員という仕事に就く難しさを感じることにたなりました。
今日から4人のグループに分かれての実習でしたが、休憩時間などに自分の興味のある分野の話や学芸員への熱意などを話し合い、休憩中もとても刺激になる経験でした。同年代の学芸員への熱意に圧倒されながらもそれに置いていかれないようにこの実習で一つでも多くのことを学びたいです。K.M.