博物館実習最終日 四班

博物館実習の最終日、この日は年に一度の標本同定会が開催されました。私たち実習生は受付と準備などの手伝いを行いました。四班は鉱物・化石・植物化石の部屋の手伝いを担当しました。
朝から、小さなお子さんから年配の方までの幅広い世代の方たちが各々で採集した標本を持ちより、動物、昆虫、植物、化石、鉱物などの分野別に博物館の学芸員さんや専門家さんたちが自身の知識と図鑑やルーペ、顕微鏡を使って鑑定して説明をしてくれました。
一つ一つ標本を手に取り見つめる学芸員さんたちは大変そうでしたが、楽しんでいるようにも感じました。同定会に参加している方々も議論を白熱させたりしながらも楽しそうであり、いくつ年をとっても学ぶことに対する好奇心や欲求を持っていることは素敵なことだなと思いました。
達人による標本トークも開催されました。クモ・海藻・化石、骨の三つの分野の達人たちによって採集の仕方、標本の仕方を中心に、実際に使用している道具や標本を見せて頂きながらのトークショーでした。
あっという間に五日間が終わってしまいました。大きな問題もなく終えることができて良かったです。実際の現場での実習は、より深く博物館の様々な側面を見ることができ、考えさせられることが多かったです。そして、普段では知ることのできない専門的なお話や実習をさせて頂き、とても密度の濃い充実した五日間でした。お忙しい中私たち実習生に熱心に指導してくださった学芸員の皆様には感謝致します。今後も益々のご活躍を願っております。有難うございました。

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