2016年秋 博物館実習1日目

 本日から博物館実習が始まりました。
 1日目の実習内容はオリエンテーションと収蔵庫・展示の見学でした。
 オリエンテーションでは学芸員さんの視点から大阪市立自然史博物館について説明していただきました。特別展と常設展についてや予算など、実習まで知らなかった博物館の現状を知ることができました。学芸員さんは自分の専門分野に加えて他の分野も担当されており、必要とされる知識の多さに驚きました。そして、大学生のうちに様々なことを経験しておくことの重要性を感じました。
 収蔵庫の見学では、収蔵庫ごとにナフタレンやアルコールといった異なる薬品臭がしており、資料の保存方法の違いを体感できました。収蔵庫には展示の何倍もの資料が保存されており、それに圧倒されたと同時に、それらをすべて収集・処理・保存されている学芸員さんの技術を知ることができました。
 展示の見学では、来館者の視点ではなく展示する側の視点で説明を受けたことで、メンテナンスの問題点や展示に込められた思いを知ることができました。展示を作る際には学芸員の思いは必要ですが、来館者の見やすさも重視する必要があり、うまくバランスをとることが大切であると思いました。私も展示を作る際にはその点を意識して制作したいと思います。
 明日からは班に分かれての実習です。実習を有意義なものにできるように頑張りたいと思います。
(実習生Y)

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