2017年夏 博物館実習2日目 4班
この日は地史研究室にて展示のプレゼンと展示改修案の意見出しを行いました。
展示のプレゼンは第2展示室の中から2つの展示物またはテーマを選び、それらを連結させながら10分間の展示案内をするというものでした。一般の中学生〜大人までを想定した発表を行いました。私はウミニナとビカリア・ビカリエラについて、時代の異なる2つの展示を関連づけて説明しました。そして最終的に、ビカリア・ビカリエラはともに大型のウミニナのなかまであるという方向に話をもっていきました。恐竜に関する展示物も多く存在する中この展示物を選んだのは、一般来館者の方々に小さな展示物や目立っていない展示物にも目を向けていただきたいと思ったからです。このプレゼンでは、そこにある展示物をいかにうまく利用しうまく見せながら紹介するか、幅広い年齢層の方々の関心をどう引き出すのかについて考えさせられました。また、実際に展示室に置かれている展示物以外の話を付け加える際には、そのものの写真・イラストを本や雑誌等を用いて見せて説明するなど、工夫の仕方も学びました。
次に行った展示改修案の意見出しでは比較的お金がかからない現実的な展示改修案と莫大なお金があったらやってみたい夢の展示改修案について意見交換をしました。現実的な改修案では、パネルを利用するなど手作りのもので展示をより見やすくする案があげられました。夢の改修案では、プロジェクターを使った大規模でわくわくするような案もあがりました。なるべく夢の改修案と同じ効果のある改修を莫大なお金をかけずして行えるよう工夫ができれば良いと感じ、それに向けた意見を今後も考えていきたいと思いました。
今回は社会教育施設としての博物館とその重大な役割である博物館教育について実践の場で学ぶことができ、とても勉強になりました。(4班 S.N)