2020年度夏季博物館実習 5日目
本日の実習はまず、第二展示室から一点、その他の展示室から一点、合計二点選んで、そのふたつを関連づけて語る、というものでした。展示物を見て回っていても何も思い浮かばず、ずっとうろうろしていたのですが、第三展示室のオウムガイを見て「これだ!」と思い、第二展示室のアンモナイト、第三展示室のオウムガイについて関連づけて語ろうと思いました。
アンモナイトとオウムガイの違いは私自身よくわかっておらず、なぜアンモナイトは絶滅したのに、オウムガイは生き残っているのか、という疑問があったので、そこを調べてみることにしました。アンモナイトは白亜紀末の小惑星の衝突によって絶滅したといわれています。その小惑星が炭酸塩岩に衝突し、酸性雨が降り続いたことによって絶滅したみたいです。アンモナイトは浅瀬の海で生活していたので酸性雨の影響を強烈に受け、絶滅しました。一方オウムガイは、深海で生活していたため、酸性雨の影響を受けずに生き残りました。
これを班員の前で発表し、班員からの質問も答えることができ、学芸員さんからの講評もいただき、とても満足感のある発表になりました。
次に行ったのはクジラの骨の撮影です。班のみんなでどこがどの骨かと考えながら並べていると、学芸員さんがアドバイスをくれるのですが、すごいと思いました。この骨は裏側で、こっちの方が背骨側で、、、と指示を出してくれる学芸員さん、どこまで勉強したらその域になれるのでしょうか…
1番興味を持ったのは、肋骨の骨のコブです。実はこのコブ、骨が折れて治った跡だそうです。初めて知ったし、これから骨格標本をみつけたらそこをチェックしてみようと思いました。
全ての実習がおわり、とても実りのある実習でした。ここの博物館に実習にこれてよかったです!
一班 Kindai T.M