2020年度博物館実習 2日目
こんにちは、2班のY.Kです。
博物館実習の1日目は、オリエンテーションで博物館の展示室や収蔵庫の見学、博物館の概要の確認などをして1日目が終わり、2日目から本格的な実習が始まりました。
本日は、鳥類の標本を扱いました。はじめに動物研究室の学芸員の方に標本の管理の方法について説明していただきました。標本の管理には、標本を寄贈してくださった方との連絡を細かに記録された標本台帳と標本受取票と呼ばれるノートを使っていることを知りました。私は、標本の情報で一番大切なのは、やはり学名なのだろうと今までは思っていました。しかし、標本台帳の説明をされている中で大切なのは、標本の採集された場所と日付でこの2つが分からないと価値がなくなってしまうことを知り驚きました。
説明を受けた後、剥製にその標本の情報が書かれた札を足の部分にひもで括り付けるという作業をしました。剥製には、本剥製と仮剥製があり、本剥製は展示等に使われる剥製で仮剥製は研究に使われる保管されている剥製で今回は、この仮剥製の方でした。作業をしている中で見かけた種は、タカやメジロ、カワセミ、ミズナギドリ、フクロウなどが見かけられ、20種以上の鳥たちがいました。中でも数がダントツに多かった種は、ミズナギドリで札をつける作業で個人的に一番苦戦したのもミズナギドリでした。札は取れてしまうといけないので取れないようにきっちり結ばなければいけないことと剥製には、もろい部分もあるため注意して作業をしなければいけなくて大変なこともあり、ミズナギドリは、羽の一部が長く、ひもを結ぶときに手に当たるため、結びにくくかつ数が多かったため、大変疲れました。
作業が終了した後に今回扱った鳥たちの説明を受けました。西日本では珍しい鳥が今回いたことや送られてくる鳥たちは、きれいな色をした種がやはり目につくため多いことなどが聞くことができました。
最後に収蔵庫に行って初日のオリエンテーションでは、見れなかったところや学芸員さんのおすすめの標本についての説明をしていただきその日の実習を終えました。
今回の実習を通して、博物館の学芸員の方々の大変さがわかりました。標本の扱いなど大学で知りにくいことが多く学べたと感じました。貴重な体験をさせていただき、5日間という短い期間でしたが本当にありがとうございました。
KUAS Y.K