2023年度秋季博物館実習1日目(11月15日)

こんにちは高知大学のY.Iです。
私は2023年11月15日より5日間、大阪市立自然史博物館で博物館実習をさせていただきました。
ここでは博物館実習初日の様子をお伝えします。

午前中にはオリエンテーションが行われました。
博物館の沿革や学芸員さんの紹介、教育普及活動の概要などを教えていただいた後、収蔵庫の見学をさせていただきました。収蔵庫には様々な標本が敷き詰められており、普段目にする教育普及の場としての博物館とは違った、収蔵施設としての姿を見ることができました。その収蔵数に感動する一方、空きスペースはほとんどないことに気が付き、限界が近いということも感じました。学芸員さんはどれも捨てることはできず、増えていく一方だと困った様子でした。博物館の抱える収蔵庫不足の問題について授業で習ってはいたものの、実際に目にすると驚きでした。
午後には博物館の展示を見ながらメンテナンスの視点からのお話をお聞きしました。
学芸員さんは展示の内容を考えるだけでなく、蛍光灯の位置はどこがいいのか、掃除がしやすい配置かどうかなど展示の方法にも気を遣わなければならないというこということを知り、衝撃を受けました。

今回の博物館実習では普段私たちが見ている博物館とは違った姿を持っているということに気付くことができ、博物館という施設の重要性を改めて感じることができました。そのため、博物館が抱える問題について関心を寄せていかなければならないと考えさせられました。
(高知大学 Y.I)