2023年度秋季博物館実習5日目(11/19)

 2023年秋季博物館実習の5日目を担当させていただきます、W大学のK.N.です。今回は自然史フェスティバル2日目の様子をご紹介します。

 11月19日、フェスティバル2日目は朝から天気も快晴だったため前日よりもより多くの方が来場されていました。A会場ではたくさんのブースがあり、体験できるコーナーも多かったため大人も子供も実際に触れたり、作ったりしながら楽しみ、学べる会場となっていました。ブースは大人の方だけでなく、小学生から大学生など若い方たちも多く参加されているのに驚きました。実際に各ブースでお話を聞くとそれぞれ詳しく説明してくださり、書籍やインターネットで見るよりも分かりやすく、また今まで見て来なかった視点からのお話を聴くことが出来、新たに学べることが多くありました。

 私の担当は3つある会場の内の1つ、A会場を担当しました。そこでは主に、来場者へのパンフレット配り、会場内の見回り、イベントのアナウンス、来場者の案内を行いました。A会場は他のB、C会場と少し離れているため他の場所が分からない方が多く行き方を聞かれることが多かったです。会場の案内やイベントの案内を行っていると、またA会場に戻ってこられた来場者の方から「さっきは案内ありがとうね」、「体験イベント無事参加できました」とお声を頂くこともあり自分の仕事へのやりがいを感じました。また、小さなお子さんがA会場から帰る際に「これ作ったの!」と作ったものを見せてくれたりして、実際に楽しんでいる様子や感想も聞くことが出来てこのフェスティバルをお手伝いする身としてとても嬉しかったです。A会場の入り口にアロサウルスの新復元骨格導入に対する募金箱があり、パンフレットを配ると興味を持ってくださり多くの方が寄附にご協力いただけ感謝の気持ちでいっぱいです。今後大阪市立自然史博物館に新たなアロサウルスが展示されることが今から楽しみです。

 このイベントは博物館の持つ役割の教育普及活動にあたり実際に主催者側とお客様側からイベントに参加することで、どんな人でも学べる場所であり、博物館を拠点とした知識の普及、地域と博物館の繋がり、また学芸員や参加者同士の繋がりを広げる場であることを実感することが出来ました。このようなイベントなどを長年されているからこそ初めての人もそうでない方も楽しみながらも学べる博物館が作り上げられ、継続することと教育普及活動の大切さを改めて実感しました。
(W大学 K.N.)