2024年度夏季博物館実習2日目
こんにちは、大阪芸術大学のO.S です。
博物館実習2日目の今日は、それぞれの班に分かれて実習を行う事となり、私が所属した班では前半に化石標本の清掃、後半に鉱物標本の撮影と状態の記録を取りました。
前半はCladocyclusという約1億年前の魚類の化石の汚れやホコリを水で丁寧に洗い流す作業でした。その時に破片が流れていかないように注意する事が大切だという事を学びました。その後、大まかな水分を拭き取り、新聞紙の上に置いて乾燥するのを待つ状態で終了です。このように全体の骨の化石、そして、細やかな鱗や鰭の化石も見た事はありましたが、実際に触れたのは初めてでしたので、手が震えるような感動も味あわせていただけました。
後半では様々な鉱物標本の記録を班のみんなと手分けをして行いました。手順としましては、鉱物の写真撮影をした後、PCに標本番号や鉱物の名称などの項目を入力しました。その際、難しかった点は、鉱物に絡まっているテープ剥がしでした。繊細な鉱物を壊さないようにと丁寧な作業が求められました。最初は慣れない作業に時間がかかっていましたが、要領がつかめてくると素早く出来る物もあり、緊張しましたが、作業が愉しく感じられました。
今回の実習では、化石や鉱物はどのような流れで収蔵庫に保存されるかを教わりました。いつも博物館で観ている化石や鉱物に触れられる事ができて、とても良い経験となりました。