2024年度夏季博物館実習3日目(8/23)

こんにちは、N大学のS.Nです。

博物館実習3日目の本日、私たちの班は菌類の標本のチェックとデータ入力を行いました。

午前は子嚢菌類の標本をチェックしました。まず、標本を五十音順に仕分けを行いました。この作業だけでも段ボール3箱分はあったのでとても時間がかかりましたが、班員で協力し、なんとか仕分けることができました。次に、五十音順に分けた標本がリストに載っているかどうかをチェックしました。和名と標本番号を見てチェックしていったのですが、リストに載っていないが存在している標本や、リストに記載されていても実際には存在しない標本などがあり、改めてチェックすることは大事だと感じました。

午後はヌメリガサ、ホウキタケ、ヒトヨタケという菌類の標本チェックと、冬虫夏草標本の標本情報のデータ入力を行いました。標本のチェックは午前に行った方法と同じだったため、午前よりも仕分けやチェックに慣れ、比較的スムーズに終えることができました。大変だったのは冬虫夏草標本の標本情報のデータ入力です。和名、採取日、採取者、同定者、標本番号、産地などを入力するのですが、他の菌類の標本のように標本にデータがすべて揃っているのかと思えば、意外とそうでもなく、和名がないものや手書きのメモで情報が書かれていたりして纏めるのに時間がかかってしまいました。

午前、午後の内容をふまえ、学芸員の方々は普段から、寄贈されたあらゆる標本を1から情報を纏めているのだと思うと、その仕事は資料を保存していくにあたり、大変だけれどもとても大切な事なのだと思いました。