博物館実習三日目
今日は博物館実習の三日目でした。
午前中は一般収蔵庫の清掃を行いました。収蔵庫の中はおおよそ気温20℃、湿度50%に保たれていて、夏の暑さもあってか涼しく感じました。掃除を終えてみると、塵や埃に混じってキクイムシなどの虫が割と多くいることに驚きました。以前にも駆除を行ったそうですが、今こうして出てきているところを見ると、根絶することは出来なかったようです。害虫の問題は難しいのだなと感じました。また、収蔵庫内でボーリングの資料を見せてもらい、ボーリングを行う方法や、得られたデータの整理法、そしてボーリングによってどのようなことが分かるのかについて解説してもらいました。様々な場所のデータを地道に集めて整理するのは大変そうですが、それらをつなぎ合わせることで、大昔の地形や気候、生物の分布まで調べられるというのはすごいことだと感心しました。
午後からは、今度行われるイベントのためのテストも兼ねて、ボーリングから得られたデータを基に地層断面図を作成する体験をしました。自分たちの作った図と大阪周辺の地層データを比較しながら解説してもらい、楽しみながら理解を深めることができました。さらにその後館内の地層を取り扱った展示を見て回りました。これらの展示にもボーリング調査の結果が生かされており、自分たちで実際にボーリングによるデータを取り扱って作業した後では、同じ展示でも今までとは違って見えるような気がしました。
実習も残り後2日、最後まで頑張っていきたいです。