●カラスの巣材調査
1997年から1998年まで情報を集めました。くわしくは、こちら。200個以上の情報が集まっています。データの集計はもう少しお待ちを。
●大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査
昨年度の「大阪市内の公園で繁殖する鳥の調査」に代わって、今年は大阪市を除く大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査です。5月17日に万博公園(吹田市)で、5月31日に山田池公園(枚方市)で、調査方法の研修を行ないました。参加者はそれぞれ9名と10名。
6月中に研修参加者が分担して、大阪府下28ヶ所の10haを越える大きな公園で繁殖する鳥を調べました。結果はこちら。
●カラーリングを付けたユリカモメ探し
京都の賀茂川やロシアのカムチャッカ半島で、ユリカモメにアルファベットや数字が書いてあるカラーリングを付けています。そういった個体を見つけて足輪の文字を読みとり、その記録を集めていけば、ユリカモメの行動範囲や寿命などいろんな事がわかってきます。観察した足輪付きユリカモメの情報は、足輪をつけた方にも報告しますが、まず自分たちで情報を集めて”勝手に”分析したいなと考えています。今までに見つけられたカラーリングの情報はこちら。
●冬の農耕地の鳥の調査(1998年12月-1999年1月)
種類とケリ、ハクセキレイ&セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミに限定して、おもに大阪府下の農耕地で分担してラインセンサスを実施しました。
目的は、ケリ→大阪府下にどのくらい生息しているか?
セキレイ類→ハクとセグロのどっちが多いのか?
ヒヨドリ・ツグミ→農耕地にどの程度生息しているか?
モズ→減っているのか?
ただいまデータを集計中です。
●夕方カラスが飛んでいく方向の調査(1998年12月-1999年2月)
冬のカラスは集団ねぐらを形成します。夕方になるとねぐらに向かって飛ぶカラスを観察することができます。各地で夕方にカラスが飛んでいく方向を調べれば、
・すでに知られている集団ねぐらにどの位の範囲からカラスが集まるか
・未発見の集団ねぐらの存在
を明らかにすることができます。2月いっぱいで情報収集は終わりました。詳しいこと、及び今まで集まった情報はこちら。
●「夏羽のユリカモメの観察会」(1998年4月5日)
大和川河口部に集まるユリカモメを対象に、夏羽への移行をながめて、カラーリングを付けている個体を探して読みとりました(4個体見つかりました)。詳しくはこちら。
●「金剛山の初夏の鳥の観察会」(1998年6月20日)
朝早くロープウェイで頂上に行って、山頂付近をウロウロして、伏見峠から念仏坂を降りてきました。ミソサザイとゴジュウカラはゆっくり見れましたが、オオアカゲラには出会えませんでした。詳しくはこちら。
●「淀川のツバメのねぐらの観察会」(1998年7月25日)
淀川鵜殿のヨシ原に集まるツバメの大群を観察しに行きました。ついでにコシアカツバメのコロニーも見て、途中ツバメの巣も見て、ツバメ三昧でした。詳しくはこちら。
●「箕面でタカの渡りの観察会」(1998年9月23日)
昨年は10月10日に行って遅かったので、今年は雪辱を期して、早めに見に行きました。昨年の雪辱は見事に果たすことができました。詳しくはこちら。
●「日御碕でタカの渡りの観察会」(1998年10月10日)
1週間早ければ、アカハラダカの大群が見られたのに・・・。結局、あんまりタカは飛びませんでした。サシバ、ハチクマ、ハヤブサ、トビは一応近くで見られましたけどね。悔しいので、近くの和田不毛に立ち寄ってきました。詳しくはこちら。
●「冬鳥を見ながら焼き芋を食べる会」(1998年12月20日)
バスで「前島」まで行って、鵜殿をうろうろして「道鵜町」から帰ってきました。鳥を見て、河原で焚き火をして焼き芋、それから豚汁を作りました。詳しくはこちら。
●「仁徳陵カラスのねぐら観察会」(1999年1月24日)
仁徳陵の東西南北の4ヶ所に分かれて、ねぐらに集まるカラスの数を数えました。3466羽のカラスがカウントされました。約2時間の調査。じっとしてると足元からとても冷えました。詳しくはこちら。
●「平城京跡探鳥会」(1999年2月7日)
平城京跡から水上池辺りを歩きました。予定通りホオアカ、ヨシガモ、ミコアイサが見られました。でもトモエガモやオシドリにはふられました。
●「鳥の羽根の勉強会&剥製作りの実習」(1998年8月2日)
大阪市立自然史博物館で、鳥の死体や羽根を持ち寄って実施しました。午前は羽根の勉強会。持ってきた羽根を調べたり、翼の羽根の名前を確認したり。午後は仮剥製作り。午前よりも参加者は少なく、皮を剥いたのは6名、見ていた人が若干名。
●「種類限定のラインセンサス調査の実習」(1998年11月29日)
門真市南部の農耕地でラインセンサスの解説と練習をしました。識別力があまりなくても大丈夫なように、対象種はケリ、セキレイ類、ヒヨドリ、モズ、ツグミと限定。希望者で、農耕地に調査場所を決めて、同じ対象種について、12月と1月に1回ずつラインセンサスをします。どんな感じだったかはこちら。
●「果実食の鳥の糞分析」(おまけ午後から「鳥の仮剥製の製作」)(1999年2月14日)
午前中は、果実食の鳥の糞を持ち寄って、植物の種子を洗い出し、同定しました。午後は、持ち寄った鳥の死体の皮を剥き、仮剥製を作成しました。
●1998年3月8日に、大阪市立自然史博物館実習室にて、午後1時から午後4時半まで総会を開きました。会員35名中26名(24家族)が参加しました(出席率は68.6%)。
プログラム1.会員の発表
・浦野信孝氏「動物病院で保護した鳥」
・中谷隆夫氏「甘樫の丘の鳥」
・西村静代氏「ヒヨドリの落とし物」
・和田 岳氏「長居公園の鳥のスライド」「カラスの巣の調査中間報告」2.議事
・活動報告
・会計報告
・会報の編集方針
・次年度事業計画
・世話人の選出
・その他:会員数、会の英名など3.懇親会
会計報告は無事承認され、おもに決まったことは、
・投稿規定:1.投稿者は実名を明記する
2.引用する際は引用もとを明らかにする(出版物だけでなく、口頭やE-mail等も含む)
3.写真や図の無断引用は行なわない
4.他人を誹謗中傷する内容を書かない
・1998年度体制:事務局(和田岳)、世話人(稲本和栄、浦野信孝、寺島久雄、西村静代)
・会の英名は、和田岳と佐藤雅史が相談して決定する
・1998年度の会費は1000円に据え置き
・大阪鳥類研究グループのホームページは、和田岳が全面的に委任されて作成する。ただし会員からの意見を可能な限り考慮する。