1998年7月、8月、9月、10月、11月、12月
(1997年下半期、1998年上半期)
植物園の鳥の数を数えました。先週(12/25)は300羽以上いたヒヨドリが、100羽ほどしかいなくなっていました。同じようにツグミも大幅に個体数が減りました。逆にキジバトとシロハラの個体数が増えました。
クロガネモチやトウネズミモチの果実もほぼ食いつくされ、まとまって残っている液果はなくなりました。わずかに残されたエンジュの実にヒヨドリが集まっています。ヒヨドリとツグミが減ったのは果実を食べ尽くしたからだと思うのですが、なぜキジバトとシロハラは増えたんでしょう?
ヒヨドリの個体数がすっかり減って、植物園はとても静かです。今年は樹木の果実があまり豊作ではないので、年末には食べ尽くしてどこかに移動していくと予想していたのですが、予想通り。予想では農耕地に移動してキャベツなどの葉菜類を食害しているはずです。どこかのキャベツ畑にヒヨドリの群はいませんか? キャベツ畑でなくても構いません。大阪近辺で、年明けにヒヨドリがたくさんいるのを見つけたら、ぜひwadat@omnh.jpまでお知らせください。
かすみ網をはってバンディングをしました。捕れたのはキジバト2羽、ヒヨドリ14羽、シロハラ4羽。先週は90g越えが出ましたが、今日はついに100g越えが登場。もうブクブクです。
さらに糞からは草の葉もでてきて、恐ろしいくらい予定通り。どうやら長居公園のヒヨドリの個体数も減り始めたみたいで、植物園はとても静かです。
毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行って来ました。ユリカモメがやけに上流に向かって飛んでいくので不思議に思いながら、遠野小里橋をすぎると、急に約1000羽のユリカモメが飛び立ちました。よく見ると、ハヤブサが飛び回り、何度もユリカモメの群に突っ込んでいきます。その度にユリカモメの群は右往左往。約1000羽のユリカモメが乱舞するのは壮観な眺めでした。これが観察会なら、後世に残る大成功となったでしょう。でも今日は、ユリカモメの数を数えなあかんのに。こんなに飛び回られたら数えられへんやないか。と言うわけで邪魔なハヤブサでした。
不思議なことに、ハヤブサに対して逃げまどうのはユリカモメだけで、サギやカモ達、セグロカモメはまるで平然としていました。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、オナガガモ、ハシビロガモ、ハヤブサ、コチドリ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、カモメ、ウミネコ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループの調査で、富田林の農耕地を歩いてきました。適当に暖かくて、快晴で風もなく、とても調査日和。ケリがやけにたくさんいましたが、目立ったのはそれくらい。1月にもう一度同じコースで調査をします。その時にヒヨドリがたくさんでてくれれば予定通り。
確認した鳥(彼方〜西板持町):ケリ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
確認した鳥(石川):ダイサギ、コサギ、アオサギ、イソシギ、ユリカモメ、ドバト、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
かすみ網をはってバンディングをしました。今日もヒヨドリばかり26羽捕れました。2週間前には80gを越える個体がほとんどでなかったけど、今日は16羽が80gを越えていました。一番重かった個体は94.0g。予定通りヒヨドリは太ってきました。丸々として持ちにくいくらいです。風邪をひいてしんどかったけど、網をはってよかった。
大阪鳥類研究グループの観察会兼忘年会?に行ってきました。焚き火をして焼き芋、今年はさらにブタ汁も、この寒い季節にはぴったりの企画ですが、去年に引き続き今年も暖かでした。昼食後寒くなってきたので、むしろ食べ終わってから焚き火をしたかったかも。
一応、ハヤブサやチョウゲンボウが飛んでくれたので、鳥は見れたのではないかと思います。ちょっと風が強くて、ヨシ原の小鳥類がよく見られなかったのが残念。
確認した鳥:カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、トビ、ハヤブサ、チョウゲンボウ、ユリカモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、アオジ、ホオジロ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
金岡町の菅池の一部と森池が埋め立てられています。堺市のオアシス計画だか整備だかの一環らしいです。鳥がたくさんくる池だったのですが、少なくとも鳥のオアシスを造っているのではなさそうです。菩提町2丁の池(名前がよくわからないんですけど)も一部埋め立てられています。どんどん調査する池が減って、調査自体はやりやすくなっていきます。
そういえば、金岡町の池でツバメを見ました。いわゆる越冬ツバメでしょうか。10年くらい前頃には冬によくツバメを見たものですが、ここ数年では久しぶりです。
長居植物園の鳥を数えてたら、ヒヨドリがやけに集まって騒いでいます。とくに樹の実がなってるわけでもないし、不思議やなあ、と思いながら近寄っていくと、でっかい鳥がフワッ飛び立ちました。フクロウでした。カラスに追いかけられているのはよく見るけど、ヒヨドリにもいじめられるんですね。そういえばスズメなど小鳥の捕獲法として、フクロウの剥製をおとりとして置いておくというのがあったと思うけど、あれは効果がありそう。とにかく攻撃するわけでもないのに、ヒヨドリがフクロウの周りに集まってきて、フクロウに向かって鳴きまくっていました。フクロウはとにかく迷惑そう。
確認した鳥:こちら
かすみ網をはってバンディングです。今日もヒヨドリがたくさんとれて19羽、あとはシロハラが1羽。糞からはクスノキとセンダンの種子が出てきます。
ヒヨドリの脂肪蓄積は11月末から始まっているようです。皮をすかして皮下脂肪量を5段階(1がなしで、5が満担)で評価すると、平均値は11月16-17日:1.18(n=22)、11月30日:1.62(n=21)、12月7日:1.58(n=19)。体重の平均値は、11月16-17日:68.5g、11月30日:71.4g、12月7日:70.9g。まだ80gを越える個体はでていないので、まだまだこれから太っていく予定です。
博物館の行事「地域自然誌シリーズ・泉南 樫井川河口」に行ってきました。下見の時にはいた”水面にはウミアイサやスズガモが浮かび、陸手ではイソヒヨドリがウロウロしてて、ミサゴが飛ぶ”がすべていない。ちょっと淋しかったです。
下見の時はユリカモメの死体を拾ってきたのですが、今回はゴイサギの幼鳥の死体を拾ってきました。
確認した鳥:カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、トビ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、カモメ、ドバト、ヒバリ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、メジロ、アオジ、ホオジロ、ホオアカ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
かすみ網をはってバンディングです。今年はヒヨドリが多く、たくさんとれる。今日標識したのは、ヒヨドリ21羽とツグミ2羽。まだ5羽が袋に入って、足環を付けて測定してもらうのを待っています。糞からは、クスノキとセンダンとエンジュの種子が出てきます。
今年は果実があまり豊作ではなく、ヒヨドリの個体数も多いので、年末に果実を食べ尽くして大部分のヒヨドリはどこかに移動していってしまう予定です。年明けに大阪近辺でヒヨドリがたくさんいる場所があればお知らせ下さい。
そうそうこんな年(果実を食べ尽くすような年)には、冬期にヒヨドリの体重が大はばに増えるんですが、今年はまだあまり重たくなっていません。これから毎週のように捕獲していけば、体重増加のタイミングが詳しく分かるかもしれません。それとも体重は増えないとか。とにかく楽しみです。
大阪鳥類研究グループのラインセンサス調査の実習に行って来ました。地下鉄の門真南に集合して、地図上の農耕地を目指して歩き出しましたが、駅周辺はすっかり造成されていて裸地ばっかり(コアジサシやコチドリが繁殖しそうな環境)。ようやく農耕地にたどり着いたけど、あちこちが住宅地やスポーツ公園になっていて、農耕地はすっかり狭くなっていました。あちこちに水路や湿地が残っていて、かつてのおもかげもありましたが。
確認した鳥:コサギ、アオサギ、ケリ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
博物館の行事「地域自然誌シリーズ・泉南 樫井川河口」の下見に行ってきました。とにかくたくさんの魚が浮かび、岸に打ち上げられていました。左岸の河口部分だけで、メナダ803匹、セスジボラ3匹、ボラ1匹、スズキ2匹、クサフグ1匹、ヒガンフグ4匹。右岸の見える範囲だけでも約400匹。これだけでも合計1200匹以上。浮いているのや、右岸の見えない部分のを含めると1500匹にはなりそうです。一体何があったんでしょう?
ほんとはミヤコドリを期待していたんですが、それは振られました。でも河口のところのテトラポットにたくさんのカモメやウが休んでおり、水面にはウミアイサやスズガモが浮かび、陸手ではイソヒヨドリがウロウロしてて、ミサゴが飛ぶ、といった具合に見るものはけっこうありました。そういえばカイツブリ類はまったくいなかったなあ。
確認した鳥:カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、スズガモ、ウミアイサ、ミサゴ、トビ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、カモメ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ジョウビタキ、ツグミ、アオジ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
日本鳥学会大会のエクスカーションで連れていってもらいました。世界中のズグロカモメの30%位は越冬してるんだっけ? とにかくズグロカモメとツクシガモとダイシャクシギで有名な所です。あいにくツクシガモは留守でしたが、105羽もダイシャクシギを見たのは初めて。ズグロカモメにはフラッグ付きもいて、黄色の12番と赤の番号不明を見ることができました。ズグロカモメは干潟を歩きながら、盛んにカニを食べています。この寒いのにカニも食べられに出てくるのが不思議。
確認した鳥:カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ウミアイサ、ホオジロガモ、ミサゴ、トビ、ハヤブサ、バン、トウネン、ハマシギ、イソシギ、アオアシシギ、ダイシャクシギ、ユリカモメ、ズグロカモメ、カモメ、ドバト、ヒバリ、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、ツリスガラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
このあたりの武庫川ではこの区間だけ、川が浅く中位の白い石が、散らばっていて、歩いて渡れそうな感じ。雰囲気は京都の鴨川に似ていて、いてる鳥も鴨川に似ている。イソヒヨドリもいたし。
確認した鳥:ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、コチドリ、ハマシギ、イソシギ、ユリカモメ、ドバト、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ツグミ、エナガ、シジュウカラ、アオジ、スズメ、ハシブトガラス
久しぶりにかすみ網をはってバンディングをしました。標識したのは、ヒヨドリ20羽とシロハラ2羽。5番のリングばかり消費しました(バンダーにしかわからんか)。足環を付けるだけの普通のバンディングで22羽はとても少ないのですが、測定項目が多くて、糞の採集とか撮影を一羽一羽してるので、一日がかりの仕事でした。おかげでほかに何にもできませんでした。
毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行って来ました。とうとうカモメがたくさんやってくるシーズンになってしまいました。大和川大橋と阪堺大橋の間だけでも、ユリカモメが約1200羽いました。まだウミネコが多いものの(大和川ではウミネコは夏に多い鳥です)、カモメやオオセグロカモメも混ざっていて、冬本番です。珍しくタゲリも4羽いてました。
カラーリング付きのユリカモメを探したのですが、文字まで読みとれるのはいませんでした。1羽いたんですけど、文字が横を向いていてどうしても読めませんでした。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、トビ、タゲリ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、カモメ、ウミネコ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、メジロ、ホオジロ、アオジ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
博物館親睦会の旅行で行ってきました。船はけっこうゆっくり進み、全行程1時間40分ほど。鳥を見るのになかなかいいコースです。何か寒そうやし、乗り気ではなかったのですが、カワガラスは間近で見られたし、ヤマセミも飛んだし、けっこう楽しめました。
ただし乗っているのは、団体と家族連れとカップルばっかり。男が一人で乗るのは少し勇気がいるような。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ(2)、ダイサギ、コサギ、アオサギ、オシドリ(1)、マガモ(たぶんアヒル)、カルガモ、トビ、キジバト、カワセミ、ヤマセミ(1)、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、カワガラス、ジョウビタキ、ツグミ類の一種、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、カケス、ハシブトガラス
博物館の行事「地域自然誌シリーズ・北摂 ポンポン山」の本番に行ってきました。下見でバス停に着いたときは暗くなっていたので、今回は早く歩くように心がけて、神峰山口のバス停に着いたのが午後4時50分。20分しか違わんけど、この違いは大きかった。
やっぱり林の中に鳥はほとんどいなかった。代わりにキノコ狩り。下見の時に採ったアカモミタケのキノコご飯はおいしかった(館長と山分けして、館の標本の分も食べてしまって、佐久間学芸員に怒られたけど・・・)。今回はカワリハツとコガネタケをGET。カワリハツのキノコご飯とコガネタケの鍋の予定。
確認した鳥:キジバト、キツツキの一種、コゲラ、ビンズイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
森林公園と言っても、アカマツ・コナラ・アベマキなどの二次林です。真ん中には芝生の広場と浅い池があってゴルフ場みたいな感じ。地元の人によると渡りのコースからはずれているそうで、なるほどツグミ類もホオジロ類もほとんどいません。渡りの途中なのはキビタキ1羽とメボソムシクイ1羽のみでした。
確認した鳥:カイツブリ、カルガモ、トビ、キセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ウグイス、メボソムシクイ、キビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、カケス、ハシブトガラス
ツグミ類が増えてきて、ジョウビタキ、クロツグミ、シロハラを確認しましたが、もっとよく探せばマミチャジナイやアカハラもいそうな雰囲気です。でも今日の目玉は、長居公園で初めて記録したハヤブサでした。ハシブトガラスに追いかけられて逃げるだけで、かっこ悪かったけど・・・。
そうそうそれからトラツグミが博物館のガラスに衝突して死んでいました。すでに腐っているので、骨格標本+羽根のサンプルにします。
確認した鳥:こちら
博物館の行事「地域自然誌シリーズ・北摂 ポンポン山」の下見に行ってきました。全行程約14kmだそうで、いろんなものを見ながらふらふら歩いているととても時間がかかり、午前10時に歩き始めて神峰山口のバス停に着いたのが午後5時10分。ほとんど暗くなっていました。
林の中に鳥はほとんどいなかった。天気が良ければ猛禽類が期待できると思うけど・・・。代わりにキノコがいろいろあった。アカモミタケというキノコを採ってきたので、今夜はキノコご飯です。ほんとは他にフウセンタケの仲間も採ってきたので食べようと思っていたのですが、佐久間大先生が命の保証はしないと言ったのでやめておくことにしました。
確認した鳥:ケリ、キジバト、アオゲラ、コゲラ、ヒバリ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
きのうの続きでバンディングの手伝いです。午後2時過ぎまでいて帰ってきました。だいたい朝方によく捕れて、昼過ぎになるとあんまり捕れなくなって、退屈なので。そろそろシロハラのWAVEが終わって、アオジのWAVEが始まりそうです。明日ぐらいからは一日中アオジの処理に追われることになるのかもしれません。今日帰って正解。アオジばっかり200羽とかになると、忙しいしあんまり楽しくないし。
こうしたバンディング調査は、鳥にはとても迷惑でしょうが、研究という面からはとても重要です。本来の目的の渡りや寿命などの調査だけでなく、鳥を手に持つことで初めて調べられることはたくさんあります。性別や年齢、亜種の外部形態に関する知識を得たり、糞から食性を調べたり、外部寄生虫を調べたり(今回はシロハラとクロジからダニを採集してきました)などなど。
そうそうカスミ網をはって鳥を捕獲して初めてわかることといえば、こんなにたくさん鳥が隠れているのかということ。こんなにいろいろな種類の鳥が捕獲されていますが、周囲で双眼鏡をぶらさげてバードウォッチングをしても、こんなにいろんな種類は見られません。鳥類相の調査にカスミ網の利用はかかせないということでしょう。もっとも辺りをウロウロしてるのに決してカスミ網にかからないハシブトガラスというのもいますけどね。
捕獲した鳥:ヒヨドリ(3羽)、ルリビタキ(5羽)、クロツグミ(1羽)、シロハラ(55羽)、マミチャジナイ(4羽)、ツグミ(1羽)、ウグイス(12羽)、メボソムシクイ(5羽)、キビタキ(3羽)、メジロ(1羽)、アオジ(18羽)
鳥類標識調査、いわゆるバンディングというのがあります。鳥を捕まえて一羽一羽別のナンバーの付いた足環をつけて放す調査です。足環を付けた個体を再び捕獲するか、死体を回収することで、鳥の渡りのコースや寿命などを調べるというものです。環境庁委託で山階鳥類研究所が行なっています。1級ステーションというのは日本全国に10ヶ所あって、毎年何日間か山階鳥類研究所の職員がやってきてバンディングをします。だいたい1級ステーションは鳥がたくさん捕獲できる場所にあるので、近くのバンダー(山階鳥類研究所の職員以外で、ボランティアで鳥類標識調査をする人のこと。鳥獣捕獲許可証を持ってます)が協力します。織田山は福井県ですので、福井のバンダーも協力するのですが、京阪神のバンダーも大勢かり出されます。という訳で、かすみ網で鳥を捕まえにいってきました。
夜明け頃に起きて、カスミ網にかかった鳥をはずし、足環を付けて放すの繰り返しです。たくさん鳥が捕れると忙しくて、食事を取る暇もないし、鳥が捕れなければ退屈やし。時期はちょうどシロハラのWAVE(ある種類が大量に捕れる時)の終わりかけ。あんまり珍しい鳥は捕れませんでしたが、今日の目玉は、ツミのきれいなメスの成鳥と、ムギマキはきれいな雄の成鳥ってところでしょうか。
捕獲した鳥:ツミ(2羽)、ヒヨドリ(2羽)、コマドリ(2羽)、ノゴマ(3羽)、クロツグミ(6羽)、アカハラ(2羽)、シロハラ(78羽)、マミチャジナイ(28羽)、ツグミ(5羽)、ウグイス(16羽)、メボソムシクイ(10羽)、キビタキ(3羽)、ムギマキ(1羽)、シジュウカラ(4羽)、メジロ(9羽)、アオジ(5羽)、クロジ(1羽)、カケス(1羽)
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。あちこちの池にカモがやってきてます。それだけではなく、今回はおもしろいものがけっこう見られました。
・堺市黒土町の新池
スズメに混じって妙な声がすると思ったらアトリが1羽混じっていました。今日見た中で一番嬉しかった鳥です。なぜかアトリを見られると嬉しい。
確認した鳥:チュウサギ(1羽)、アオサギ(1羽)、マガモ(5羽)、ヒドリガモ(70羽)、ハシビロガモ(2羽)、バン(3羽)、キジバト、ヒヨドリ、モズ、アトリ、スズメ
・堺市野尻町の大津池
すでにサギの姿はなく、カモがたくさんやってきていました。突然ヒドリガモが騒ぎだしたの何事かと思ったら、オオタカがカモの上を低く飛びました。むしろあんなに近くを飛んだのに、カモが一羽も飛び立たなかったのは不思議。オオタカはなめられてるって感じでした。
確認した鳥:カルガモ(9羽)、ヒドリガモ(253羽)、オカヨシガモ(6羽)、ハシビロガモ(54羽)、キンクロハジロ(2羽)、ホシハジロ(9羽)、オオタカ(1羽)、キジバト、カワセミ(1羽)、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、スズメ、ハシブトガラス
・堺市金岡町の菅池
こちらでもオオタカが飛びました。今度はサギもカモもみんな飛び立ちました。この違いは何?
確認した鳥:カワウ(2羽)、ダイサギ(1羽)、コサギ(6羽)、アオサギ(8羽)、マガモ(3羽)、コガモ(1羽)、オナガガモ(7羽)、オオタカ(1羽)、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ショウドウツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ハシボソガラス
・堺市南花田町の大泉池
遠くでユリカモメのような白い鳥が飛んでいるなと思って、近くへ行ってみたらハジロクロハラアジサシでした。ってゆうかその類の幼鳥でした。嘴の長さと太さ、頭の形、尾羽の形なんかはちゃんと見ていないのですが、目の後ろの黒の感じと頭の黒が背の方にほぼつながっていることから、とりあえずハジロクロハラアジサシにしました。ちゃんと図鑑を持っていけばよかった。近くで写真を撮っている人もいたので、そのうちにどこかに報告されるでしょう。ハシグロやったら嬉しいけど、違うやろうなあ。
確認した鳥:コサギ(1羽)、アオサギ(1羽)、マガモ(2羽)、カルガモ(3羽)、コガモ(3羽)、ホシハジロ(1羽)、ハジロクロハラアジサシ(1羽)、ドバト、ヒヨドリ、ハシブトガラス
機会があったので鳥を見てきました。あんまり種類数は多くなかったけど、ムギマキが見られました。それに、エナガ10羽ほどの後を、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラなんかと一緒に、メジロ約100羽がついていく混群はすごかったです。
確認した鳥:アオサギ、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ウグイス、メボソムシクイ、オオルリ、キビタキ、ムギマキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
捕獲した昆虫:ブタクサハムシ
来週の地域自然誌シリーズ・長居(第7回)「秋の渡り鳥の観察会」の下見で、補助スタッフの方たちと、午前中長居植物園を歩き回りました。ここ数日ヒタキの個体数が増えてきました。あちこちでヒタキを見かけるのですが、ことごとくキビタキ。それも黄色くない。ほんの少しだけ、コサメビタキとオオルリ、黄色いキビタキがいました。小池の横の橋の北側あたりにいろんなヒタキがいました。
確認した鳥:こちら
大阪鳥類研究グループの観察会でタカの渡りを見に行って来ました。目当ては1週間前にたくさん飛んだというアカハラダカ。一応、午前9時半から13時15分までの間に見たタカ(トビは除く)は、サシバ42羽、ハチクマ8羽、Accipiter
sp. 1羽、ハヤブサ2羽でした。期待したほどタカが飛ばないので、ボヤーとしてたので、見逃したのも多かったと思いますが、どっちにせよ大して飛びませんでした。朝早くにはアカハラダカも飛んだらしいですが・・・。朝早起きして、遠くまで来てこれでは悲しい。
思い起こせば(過去のフィールドノートをながめたのですが)、ちょうど20年前に来たときにもハチクマ1羽、オオタカ1羽、ハヤブサ1羽しか飛ばなくて、ものすごくつまらなかった。日御碕とは相性が悪いのかも。まあアマツバメとハリオアマツバメが飛び回るのを見るのは、久しぶりでかっこよかったけど。
確認した鳥:トビ、ハチクマ、Accipiter sp. 、サシバ、ハヤブサ、ドバト、アマツバメ、ハリオアマツバメ、アオゲラ、ショウドウツバメ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、カワラヒワ、シメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
(上の続き)タカを待っててもあんまりおもしろくないので、和田不毛に行きました。要するに、水田地帯です。もっと湿田や、水のたまった休耕田など湿地があるのかと思いましたが、比較的乾いた乾田ばっかしでした。ほんとはツメナガセキレイとムネアカタヒバリを探しに行ったのですが、こちらも振られてしまいました。
でも和歌山の鳥の名所として名高い和田不毛がどんな感じのとこかわかったので、一応満足。でもこの名前はあんまり好きじゃない。
確認した鳥:カイツブリ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、トビ、チョウゲンボウ、セイタカシギ、ムナグロ、ケリ、ドバト、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ノビタキ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行って来ました。最近雨が多いせいか水が多くて、中州がほとんどありません。おかげで鳥があまりいなくて、調査はとてもスムーズに終わりました。まだカモ類はカルガモだけですが、ユリカモメの個体数は増え、セグロカモメもすでにやってきています。一方でまだササゴイの姿も見られました。
ブタクサハムシは、先月にはいなかった場所にまでいました。もはやブタクサがあれば必ずいます。
確認した鳥:カワウ、ササゴイ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、ミサゴ、ユリカモメ(137羽)、セグロカモメ(54羽)、ウミネコ(129羽)、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
捕獲した昆虫:ブタクサハムシ
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。まだあまりカモ(カルガモとアイガモを除く)は来ていませんでしたが、菅池にだけは、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモがいました。コガモの群れをよく見ると、シマアジも混じっていました。久しぶりのシマアジに喜んでいると、浅瀬にはセイタカシギまでいました。
そうそうブタクサハムシは、ブタクサさえあれば必ずいるような状態になってきました。こんなに拡がってしまうと面白くない。
確認した鳥:カイツブリ(9羽)、アオサギ(6羽)、マガモ(3羽)、カルガモ(29羽)、コガモ(30羽)、シマアジ(2羽)、ヒドリガモ(26羽)、ハシビロガモ(1羽)、ホシハジロ(1羽)、バン(1羽)、タカブシギ(1羽)、セイタカシギ(1羽)、ドバト、キジバト、カワセミ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
捕獲した昆虫:ブタクサハムシ
大阪鳥類研究グループの観察会でタカの渡りを見に行って来ました。昨年は10月10日に行ってほとんどタカを見られなかったので、今年はリターンマッチです。阪急箕面に午前6時半集合なのに、着いたのは午前8時。仕方がないので、一人で聖天展望台まで行きました。
1時間半も遅刻をしたわけですが、結局タカは、午前8時45分以降にしか飛びませんでした。午前8時半から12時半までの間に飛んだタカは、サシバ109羽、ハチクマ5羽、オオタカ2羽、ツミ1羽でした。もちろんこの後にもタカは飛んだでしょうし、この時間の中でも見落としているのもあると思います。いずれにせよ、昨年の恨みは見事にはらすことができました。
確認した鳥:ハチクマ、オオタカ、ツミ、サシバ、キジバト、アマツバメ、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ショウドウツバメ、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、エゾビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、イカル、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
捕獲した昆虫:ブタクサハムシ(才ヶ原池のところ)、ヤマイモハムシ、ヒメクロオトシブミ、ナミアカヒメハナノミ(捕獲したのをもらいました)、シラホシカメムシ
地域自然誌シリーズ・淀川の行事に行ってきました。下見と同様鳥はあまりおらず、せっかくかついでいった望遠鏡も、コサギとカルガモとヒバリを見せただけ。どっちかと言うと退屈。ぼーっとしてたら、採集したシジミをたくさんもらいました。みそ汁にでもして食べたいと思います。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、トビ、イソシギ、ユリカモメ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、セッカ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス
博物館の窓ガラスに衝突して保護されました。メジロを拾ったといって渡されたのですが、キビタキの幼鳥でした。
左目が悪いようでしたが、元気です。箱に入れておくと暴れるので、足環を付けて、計測して、記念写真を撮って放しました。
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。昨年もそうでしたが、8-9月にはあちこちの池でチュウサギが見られます。と昨年も書いています。池の水面をヒシが覆っっている池があれば、探してみましょう。コサギやダイサギよりも、チュウサギの方が多い季節です。
鳥の調査のついでに、ブタクサやオオブタクサを見つけては、ブタクサハムシを探していました。松原市西部では、ブタクサハムシを見つけましたが、美原町や松原市東部では見つけられませんでした。ブタクサハムシは、今近畿で急速に分布が拡大しているらしく、ごく一部で盛り上がっています。近畿での分布に関する情報はこちらをご覧になってください。
捕獲した昆虫:ブタクサハムシ
博物館の行事「地域自然誌シリーズ・淀川 河口干潟」の下見に行ってきました。渡りの途中のシギやチドリの姿が見られるかと思いましたが、見たのはコチドリだけ。水際は、釣りやら潮干狩りやらゴカイ取りやらの人でいっぱいで、とても鳥がいられるような状況やない。
仕方がないので、ブタクサハムシや海浜性甲虫を捕っていました。
確認した鳥:カイツブリ、ゴイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、トビ、コチドリ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セッカ(囀る)、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
捕獲した昆虫:ブタクサハムシ、ニセハマベエンマムシ、ウミベアカバハネカクシ
特別展の普及講演会に来られた平塚市博物館の浜口さんを案内して、南港野鳥園へ。あんまりシギ・チドリ類はいませんでした。つまらん。関東では今年は、トウネンがほとんど見られないそうで、浜口さんはトウネンを見て喜んでおられました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ホシハジロ、オオバン、コチドリ、シロチドリ、トウネン、ハマシギ、キアシシギ、ユリカモメ、ウミネコ、ドバト、キジバト、ツバメ、ハクセキレイ、セッカ(囀る)、センダイムシクイ、エナガ、メジロ、ムクドリ
博物館の行事「地域自然誌シリーズ・淀川 豊里」に行ってきました。ツバメが集まり始める午後6時過ぎまで、時間が余るかと思いましたが、植物や昆虫を観察していると、むしろ午後6時までにツバメのねぐら入りを観察する予定の位置に到着できるかを心配するほどでした。一応、予定通りツバメの大群の乱舞が見られて、よかったよかった。
確認した鳥:ゴイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、バン、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、セッカ(囀る)、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
鳴き声を覚えた(はず)の鳴く虫:マツムシ、マダラスズ、シバスズ、エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、ミツカドコオロギ、ツヅレサセコオロギ、タンボコオロギ、カネタタキ、カンタン、ヒロバネカンタン、ハタケノウマオイ、オナガササキリ、クサキリ、セスジツユムシ
博物館の行事「地域自然誌シリーズ・淀川 豊里」の下見に行ってきました。ツバメの集団ねぐらと暗くなってから鳴く虫がメインです。午後4時に城北公園に集まって、橋を渡って豊里へ。ツバメが集まりだすのは、午後6時頃から。数が急激に増えるのは午後6時半からで。午後7時過ぎにはだいたい塒入りしてしまいました。ツバメ以外にあまり見る鳥もおらず、2時間くらいはとても退屈でした。
暗くなってからは、鳴く虫の声を一生懸命覚えました。とりあえず15種類は覚えたつもりですが、明日の本番まで覚えていられるかどうか。
確認した鳥:カイツブリ、ゴイサギ、アオサギ、カルガモ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ(囀る)、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
鳴き声を覚えた(はず)の鳴く虫:マツムシ、スズムシ、マダラスズ、シバスズ、エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、ミツカドコオロギ、タンボコオロギ、カンタン、ヒロバネカンタン、ハタケノウマオイ、オナガササキリ、ウスイロササキリ、クサキリ、セスジツユムシ
大阪鳥類研究グループの観察会でツバメの集団ねぐらを見に行って来ました。阪急「水無瀬」のコシアカツバメのコロニーを見た後、歩いて淀川へ。
ヨシ原に集まるスズメの集団ねぐらを見ながら、ツバメを待ってたら、19時10分頃からツバメがたくさんヨシ原の上を低く飛び始める。だんだん数は増えたけど、結局低く飛んでいるばかりで、迫力には欠ける。
確認した鳥:ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、バン、イソシギ、ドバト、キジバト、カワセミ、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス(囀る)、オオヨシキリ(囀る)、セッカ(囀る)、ホオジロ(囀る)、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
博物館の行事「地域自然誌シリーズ・河内 社寺林のキノコ」に行ってきました。曇ってて、風があって、少し雨がパラついたけど、快適な行事でした。あんまりあるかんかったし。でも鳥はまるっきりおらず。カエルとヘビばかり探していました。
採集したカエルとヘビは、標本にするために生かして持って帰ったのですが、電車の中でばれないかとヒヤヒヤしました。透明のプラスティック容器やペットボトルに入れて、手提げに放りこんでいたので。
確認した鳥:キジバト、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス(囀る)、ホオジロ(囀る)、イカル(囀る)、スズメ、ハシブトガラス
捕獲した動物:ニホンアマガエル、トノサマガエル、タゴガエル、シマヘビ、ヤマカガシ
今年の夏の特別展「都市の自然」で使うコシアカツバメと、その巣の写真を撮りに行ってきました。京都側の高架下が自転車置き場になっていて、その天井にコシアカツバメの巣がたくさんあります。
天井は約5mの正方形に区切られていて、それぞれのコーナーにコシアカツバメの巣が並びます。壊れてない巣が80個、スズメに乗っ取られたらしいのが2個(草の巣材が運び込まれている、でもスズメはいない)、壊れてるのが2個、ってところ。見てると時々親鳥がやってきて、巣に入っていく。大きなヒナが巣の入口から顔をのぞかせる。
数個程度の巣があるのしか見たことがなかったので、こんなに大きなコロニーには感激しました。これは大阪府下最大のコロニーでは?
もし大阪府下に他にもコシアカツバメのコロニーがありましたら、wadat@omnh.jpまでお知らせください。そのうちにまとめて、大阪府下のコシアカツバメの繁殖分布図をつくりたいと思っていますので、よろしくお願いします。
博物館の行事「地域自然誌シリーズ・河内 二上山」に行ってきました。登りがきついとおどされていましたが、しょせん昆虫を採ったりしながらの登り道。それほど大したことはありません。でも昆虫担当のS学芸員はバテていました。ペットボトルを4本も持ってきて、降りてきた頃に飲み干していました。重い荷物を増やして、水をガブ飲みすればバテるはなあ。
鳥はほとんどいなかった。カラ類の声すらもほとんどなかった。むしろ降りてきて解散してからの方が、コシアカツバメやツバメの巣があって楽しめた感じ。
確認した鳥:バン、ホトトギス(囀る)、ドバト、キジバト(囀る)、キツツキの一種、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス(囀る)、ヤブサメ(囀る)、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ(囀る)、ホオジロ(囀る)、カワラヒワ、イカル(囀る)、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
捕獲した昆虫(同定by初宿):ヒメアカホシテントウ、ナミテントウ(クリサキテントウ?)、ヤマトオサムシ、セマダラコガネ、アオハナムグリ、ヨツスジハナカミキリ、キマワリ、ガロアヒメハナノミ、セモンジンガサハムシ、イチモンジカメノコハムシ、エサキモンキツノカメムシ、ツマグロカメムシ、キバラヘリカメムシ
堺市の生物多様性調査として、堺の7-3区埋立地に行くのもこれで3回目。今回はヒナの季節で、シロチドリのヒナが走り回り、コアジサシのヒナもいて、水たまりには、カイツブリ、カルガモ、オオバンのヒナがいました。でも何と言っても今日の目玉は、ツバメチドリのヒナ。ツバメチドリの繁殖は、1986年と1989年に堺2区埋立地で確認された以来の記録だと思います。
この季節でもチュウヒを確認しました。コアジサシのコロニーに降りて、みんなからモビングされて逃げていきました。繁殖してないのかなあ。
とにかくとてもいい場所です。入って鳥を見たい人は、トラックの運転手になって、産業廃棄物を捨てに行くしかないけど。
確認した鳥:カイツブリ(ヒナ)、アオサギ、カルガモ(ヒナ)、チュウヒ、バン、オオバン(ヒナ)、シロチドリ(ヒナ)、コチドリ、ウミネコ、コアジサシ(ヒナ)、ツバメチドリ(ヒナ)、ドバト、キジバト、ヒバリ(餌を運ぶ)、ツバメ、ハクセキレイ(幼鳥)、オオヨシキリ(囀る)、セッカ(囀る)、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ
捕獲した昆虫:ナガメ、マルカメムシ、セマダラコガネ、ヒメアカホシテントウ、ハムシいろいろ
博物館の行事「地域自然誌シリーズ・河内 社寺林のキノコ」の下見に行ってきました。ほんとに下見で、キノコ担当の学芸員に連れられて、八幡神社へ行き、棒谷を少し歩き、さらに天見の駅の東の谷も眺めてきました。鳥で目立ったのは、キセキレイとホオジロ。あと棒谷のせいぜい標高300m位の所で、クロツグミとヒガラが囀っていました。繁殖してるのかな?
八幡神社ではヤマモモの実がよくなっていて、大きくて甘かった。このヤマモモから、小さくて黒いハナノミを採集しました。チャオビヒメハナノミだそうです。大阪府初記録とか。というと珍しいかのようですが、単に大阪のハナノミはあまり調べられていないかららしいです。ハナノミの専門家がいるのにねえ。
確認した鳥:コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、クロツグミ(囀る)、ウグイス(囀る)、ヤブサメ(囀る)、エナガ、ヒガラ(囀る)、ヤマガラ(囀る)、メジロ(囀る)、ホオジロ(囀る)、スズメ、ハシブトガラス
捕獲した動物:ニホンアマガエル、トノサマガエル、シュレーゲルアオガエル、カブトエビの一種
捕獲した昆虫(同定by初宿):チャオビヒメハナノミ、アミダテントウ、ヒメアカホシテントウ、ニジュウヤホシテントウ、ヨツスジハナカミキリ、ラミーカミキリ、アオカミキリモドキ、ヒロオビジョウカイモドキ、オバボタル、カナブン、マメコガネ、クロコガネの一種、クワガタムシの一種、オオヒラタシデムシ、スナゴミムシダマシの一種、クロウリハムシ、ヒメカメノコハムシ、イタドリハムシ