1998年1月、2月、3月、4月、5月、6月
(1997年下半期)
大阪鳥類研究グループの大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査に行って来ました。長野公園は、長野地区と河合寺地区に分かれていて、どちらも丘陵の林がそのまま残っています。いた鳥も、公園と言うより、山やね。
確認した鳥:コジュケイ(囀る)、ホトトギス(囀る)、ドバト、コゲラ、ツバメ(巣立ちビナへ給餌)、コシアカツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス(囀る)、シジュウカラ(囀る)、メジロ(囀る)、ホオジロ(囀る)、カワラヒワ(囀る)、イカル(囀る)、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
野外実習「公園で繁殖する鳥をしらべよう」の行事で、大泉緑地に行って来ました。最初は曇っていたのですが、やがて晴れてきて、暑くなりました。あまり鳥はいないし、ウロウロ歩き回って、とても疲れました。
確認した鳥:ゴイサギ、アオサギ、ガチョウ、マガモ(アヒルとアイガモです)、ドバト、キジバト(囀る)、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ(幼鳥)、ヒヨドリ、シジュウカラ(巣立ちビナを連れる)、メジロ(囀る)、カワラヒワ、スズメ(ヒナのいる巣)、ムクドリ(巣立ちビナに給餌)、ハシボソガラス、ハシブトガラス
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。調査の途中に通る場所で、かつては水田でした。今造成が進められており、住宅地になるようです。先月この造成地に、数十羽のコアジサシが降りていたので気にしていたのですが、今日コアジサシのヒナを確認しました。とてもかわいい。コチドリもウロウロしていたので、こちらも繁殖しているのかもしれません。
堺市の生物多様性調査として、仁徳天皇陵に行って来ました。これで4回目です。もはやもの珍しさもなくなってしまいました。あんまり鳥がいないので、虫ばかり採っていました。朝方は、ミシシッピーアカミミガメやクサガメが盛んに陸上を歩いており、産卵を始めようとしている個体もいました。カメの卵がでてきたあともたくさんありました。
雨模様でムッとしているせいか、キノコがたくさん生えていました。キノコにつく甲虫をたくさん採集しました。
確認した鳥:アオサギ、カルガモ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(囀る)、シジュウカラ(囀る、巣立ちヒナ連れ)、メジロ(囀る)、スズメ、ムクドリ(巣立ちヒナ連れ)、ハシブトガラス
採集した昆虫(同定by初宿):ナミテントウ、アカホシテントウ、、ヒメアカホシテントウ、ヒメカメノコテントウ、オオキノコムシの一種、ケシキスイの一種、ケブカハムシの一種、マメコガネ、アオドウガネ、マルガタゴミムシの一種、ゴミムシダマシの一種、サビキコリ、ウシカメムシ
大阪鳥類研究グループの観察会に行って来ました。ロープウェイで上まで行って、山頂付近をウロウロして、伏見峠から念仏坂を降りてきました。仁王杉の辺りでゴジュウカラを見て、コルリの囀りを聞いて、転法輪寺の社のミソサザイの巣を見て、ってところでしょうか。あとはあまり鳥を見ずに、虫を採ったり、ナガバノモミジイチゴやヤマグワの実を食べたりしていました。
かつては山頂付近にしかいなかったミソサザイが、ロープウェイの下ののりば周辺でも囀っていたのが印象的でした。クロツグミとオオアカゲラがいてなかったなあ。
確認した鳥:キジバト、アオバト、カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、コルリ、ヤブサメ、ウグイス、キビタキ、オオルリ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カケス、ハシブトガラス
採集した昆虫(同定by初宿):ナミテントウ、ナナホシテントウ、シロホシテントウ、クロホシテントウゴミムシダマシ、モンキゴミムシダマシ、ラミーカミキリ、ヒメヒゲナガカミキリ、クロヒメハナノミ属の一種、マメコガネ、ビロードコガネの一種、ジョウカイボンの一種、ベニボタルの一種、オバボタル、ハムシ色々、ハルゼミ、アカスジキンカメムシ、モンキツノカメムシ、ハサミツノカメムシ
日本野鳥の会が、環境庁の委託でやってる”種の多様性調査 鳥類生息分布調査”に行ってきました。1978年に同様の調査が行われており、20年を経過してから、同じ場所で同じ調査をしてみようということらしいです。ちなみに1978年の調査の時も、まだ鳥を見始めて1年程度でしたが、この調査に参加した思い出があります。
今回担当した調査地は、おもに自衛隊の演習地の中で、20年前には上田恵介さん(当時は大阪市大、現在は立教大)がセッカを研究していたフィールドでもあります。自衛隊に断りもせず入り込んだので、見つかったら追い出されるかと思ったら。向こうは一般人をまるで無視してくれて、無事に調査を終えることが出来ました。ただ調査を始めてしばらくすると小雨が降りはじめて、途中からけっこう本降りになったので、調査結果には問題があるかも。やり直した方がいいかもしれませんが、6月中にもう一度行くのは日程的に厳しいし。
一応、でそうな鳥はおおむね記録されたし、囀るべき鳥は囀っていました。ただ、大阪で唯一ここだけで繁殖していたはずのカッコウが記録されなかったのが心残りです。
確認した鳥:コサギ、アオサギ、カルガモ、コジュケイ(囀る)、コチドリ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ(巣立ちビナ)、ウグイス(囀る)、オオヨシキリ(囀る)、セッカ(囀る)、シジュウカラ、メジロ(囀る)、ホオジロ(囀る)、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループの大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査に行って来ました。今度はおおむね平らな池の周りをまわるだけのコースで、楽でした。
カワセミは飛んだけど、他に水面に鳥の姿は無し。ミシシッピーアカミミガメとクサガメがひなたぼっこをしているだけでした。
確認した鳥:キジバト、ホトトギス(囀る)、カワセミ、コゲラ、ヒバリ(囀る)、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス(囀る)、シジュウカラ(囀る、巣立ちビナに給餌)、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ(囀る)、スズメ(餌を運ぶ)、ムクドリ(巣立ちビナに給餌)、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループの大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査に行って来ました。山あり谷ありで、一通り歩くだけでも大変。疲れた。
確認した鳥:コサギ、アオサギ、コジュケイ(囀る)、キジバト、コゲラ、ツバメ(巣立ちビナに給餌)、コシアカツバメ、セグロセキレイ(囀る)、ヒヨドリ、ウグイス(囀る)、エナガ、シジュウカラ(囀る、巣立ちビナ)、メジロ(囀る)、ホオジロ(囀る、餌を運ぶ)、カワラヒワ(囀る、巣材を運ぶ)、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
採集した昆虫(同定by初宿):ナミテントウ、キイロテントウ、ヒメアカホシテントウ、ベニヘリテントウ、ウバタマムシ、ベニボタルの一種、ヤマモトヒメハナノミ、コバネジョウカイの一種、クチキムシの一種、キマワリ、マメコガネ、クリチャコガネ、セマダラコガネ、ヤニサシガメ、ホソヘリカメムシ
地域自然誌シリーズ・北摂「出灰」の行事に行ってきました。曇っていたのが、途中で晴れて、一応、オオルリもホオジロも見ることが出来ました。サシバも飛んだし。
中畑の所の神社(名前を忘れた)の池には、モリアオガエルの卵塊が4つありました。そのうち2つは、約6mの木の上。カエルものぼるのが大変だったことでしょう。
確認した鳥:サシバ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ(囀る)、ヒヨドリ、モズ(巣立ちビナ)、ウグイス(囀る)、ヤブサメ(囀る)、オオルリ(囀る)、キビタキ(囀る)、エナガ、ヤマガラ(囀る)、シジュウカラ(囀る)、メジロ、ホオジロ(囀る)、カワラヒワ、イカル(囀る)、ハシボソガラス
採集した昆虫(同定by初宿):オオオサムシ、ヨモギハムシ、ビロードコガネ、マメコガネ、バラルリツツハムシ、フジハムシ、ジンガサハムシの一種、ヒメコブオトシブミ、エダヒゲナガハナノミ、ハムシダマシ、クロヒメハナノミ属の一種、ヒゲナガルリマルノミハムシ、ヒメテントウの一種
大阪鳥類研究グループの大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査に行って来ました。公園の50%強は立入禁止になっていて、さくで囲われていました。勝手に乗り越えて入り込みましたけど・・・。
池のほとりの木の上にササゴイがいました。巣でもないかと探しましたが、見つかりませんでした。
確認した鳥:カイツブリ、ササゴイ、カルガモ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス(囀る)、シジュウカラ(囀る)、メジロ、ホオジロ(囀る)、カワラヒワ、イカル(囀る)、スズメ、ムクドリ(巣立ちビナ)、ハシボソガラス、ハシブトガラス
採集した昆虫(同定by初宿):ヒメテントウノミハムシ(ヒメアカホシテントウと書いたのは間違いでした)、ドロノキハムシ、マメコガネ、クシコメツキ、バラルリツツハムシ
行事の下見に行ってきました。雨が降っていましたが、行事本番までにもう日程がとれないので、下見を決行です。今回も地域自然誌シリーズなので、鳥だけでなく、植物やら石やら(昆虫担当学芸員は来なかった、本番には来るらしいが)も観察します。またしても鳥の下見よりはむしろ、カエルと昆虫を採集してばっかりいました。ヤマアカガエルとタゴガエルの区別を憶えておかなければ・・・。中畑の田んぼにはたくさんトノサマガエルがいました。
雨は降っていたけど、けっこう鳥は囀っていました。中畑のバス停にはツバメの巣があるし、鳥はこんなもんでしょう。
ナガバノモミジイチゴとクサイチゴが、とてもおいしかったです。
確認した鳥:コゲラ、ツバメ、キセキレイ(囀る)、ヒヨドリ、ウグイス(囀る)、ヤブサメ(囀る)、オオルリ(囀る)、キビタキ(囀る)、エナガ、ヤマガラ(囀る)、シジュウカラ(囀る)、メジロ、ホオジロ(囀る)、カワラヒワ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認したカエル:ヤマアカガエル、タゴガエル、トノサマガエル、カジカガエル(出灰バス停付近の出灰川)
採集した昆虫(採集は和田、同定は金沢et初宿):ニシカワトンボ、アリ科の一種、ヤマトシリアゲムシ、ホシハラビロカメムシ、トゲカメムシ幼虫?、ゲンジボタル、オバボタル、オジロアシナガゾウムシ、ハスジゾウムシ、ヒゲボソゾウムシ属の一種、クロハナノミ属の一種、ナガタマムシ属の一種、ヨモギハムシ、ムナグロツヤハムシ、ゴモクムシの一種、アキタクロナガオサムシ、ケシキスイ科の一種
大阪鳥類研究グループの大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査の一環で、山田池公園へ行って来ました。サギのコロニーがありました。ゴイサギ、コサギ、アオサギをあわせて、10巣ていどと、きわめて小規模ですが・・・。
山田池公園の南側はタマシギなども生息する湿地、だったはずが、公園の拡張工事のためか整地されてしまっていて、ヒバリとコチドリなどしかいませんでした。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ(巣材を運ぶ、2巣確認)、コサギ(営巣中、1巣確認)、アオサギ(大きな巣内ヒナがいる、7巣確認)、アマサギ(1羽)、マガモ(というかアヒル)、カルガモ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ(囀る、公園の南側から)、ツバメ、セグロセキレイ(餌を運ぶ)、ヒヨドリ、オオヨシキリ(囀る)、シジュウカラ(囀る)、メジロ(囀る)、カワラヒワ(囀る)、スズメ(巣立ちビナ)、ムクドリ(巣立ちビナ)、ハシボソガラス、ハシブトガラス
行事の下見に行ってきました。地域自然誌シリーズなので、鳥だけでなく、カニやら昆虫やら(植物は担当学芸員の都合でなし)も観察します。鳥の下見よりはむしろ、カニの名前を覚えて、昆虫を採集してばっかりいました。カニが何種類もいて、とても楽しかったです。行事本番まで、カニの名前を覚えておけるかどうかが問題です。
鳥はと言うと、シギ・チドリ類の渡りのピークは過ぎてしまっていました。数日前の大雨で、中州にあったコチドリやキジの巣は流されてしまった後だそうです。行事本番までに、もう一度繁殖し始めてくれるといいんですが。
以下のリストは、鳥以外はそれぞれの担当学芸員に聞いたものです。そういえば、ヌマガエルがいました。河口の汽水域なのに・・・。
確認した鳥:ダイサギ、コサギ、アオサギ、トビ、シロチドリ、キアシシギ、キョウジョシギ、ウミネコ、コアジサシ、ドバト、カワセミ、ヒバリ(囀る)、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、セッカ(囀る)、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認したカニ(山西):クロベンケイガニ、ユビアカベンケイガニ、カクベンケイガニ、フタバカクガニ、ウモレベンケイガニ、アシハラガニ、ハマガニ、ケフサイソガニ、ヒライソガニ、アカテガニ、モクズガニ、ヤマトオサガニ、ハクセンシオマネキ、シオマネキ
確認した貝(山西):マルウズタマキビ、イシマキガイ、フトヘナタリ、ホソウミニナ、マガキ
確認した魚(波戸岡):ボラ、メナダ、セスジボラ、アカオビシマハゼ、チチブ、マハゼ、アベハゼ、クサフグ、コイ、ギンブナ
採集した昆虫(採集は和田、同定は山崎et初宿):オオクロカメムシ、ハサミムシ、トノサマバッタ、シラケチビミズギワコメツキ、マダラチビコメツキ、アカアシフハナコメツキ、スジミズアトキリゴミムシ、ヒメツカマルガタゴモクムシ、ジュウサンホシテントウ、ヨツボシテントウダマシ、アオバアリガタハネカクシ、ハマベエンマムシ?、アリモドキの一種
昼に長居の交差点で信号待ちをしていました。この交差点の南西角には、一時テレビでよく見たあの安田病院があります。この建物の窓の所には妙なものがいろいろ付いていて、ムクドリのアパートになっています。
ムクドリがいつにないするどい声を出して騒ぐので、ふと上を見ると、ハシブトガラスがムクドリのアパートにやってきていました。5階辺りに付いている安田病院の”病”の字の後ろ辺りに入っていったかと思うと、白い卵を一つくわえて飛んでいきました。
市街地の鳥にとって、カラス類は卵やヒナの最大の捕食者であると考えられます。しかし調査をしていても実際にカラスによる捕食を観察できることはまれです。ムクドリには悪いけど、ラッキーでした。
野外実習「公園で繁殖する鳥をしらべよう」の行事で、服部緑地に行って来ました。服部緑地の中をウロウロ歩き回って、けっこう疲れました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ(1羽)、ゴイサギ、アオサギ、マガモ(アヒルとアイガモです)、カルガモ、ホシハジロ(雄1羽)、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、エナガ(巣立ちビナに給餌)、シジュウカラ(巣立ちビナに給餌)、メジロ(囀る)、カワラヒワ、スズメ(巣立ちビナに給餌)、ムクドリ、ハシボソガラス(巣立ちビナ)、ハシブトガラス(巣内ビナ)
イカルチドリがたくさんいると聞いていたので、探しに行ってきました。川は前日から朝方の雨で増水して濁っていました。イカルチドリは探したのですが見つからず、かわりにコチドリがいてました。石川はどんどん河川改修が進められています。イカルチドリがいなかったのは、そのせい?
その他に中州をキアシシギとイソシギがうろうろしていて、イソシギはディスプレイらしき行動も見られました。繁殖するんでしょうか?
確認した鳥:ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、トビ、キジ、コチドリ、ケリ、キアシシギ、イソシギ、ドバト、キジバト、ヒバリ(囀る)、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、セッカ(囀る)、オオヨシキリ(囀る)、シジュウカラ(囀る)、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループを中心に今年は大阪府下のいくつかの公園で繁殖する鳥を調べます。今日はその第一段で、万博公園へ行って来ました。シジュウカラやセグロセキレイが巣立ちビナを連れていたり、カイツブリがヒナに餌を与えるのを確認することができました。
キジが生息しているはずなんですが、あいにく見つけることができませんでした。オオヨシキリは、何故かヨシなど生えていない林で囀っていました。変なの。
確認した鳥:カイツブリ(ヒナに給餌)、アオサギ、カルガモ、ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ(巣立ちビナを連れる)、ヒヨドリ、ウグイス(囀る)、オオヨシキリ(囀る)、エナガ、シジュウカラ(巣立ちビナを連れる)、メジロ(囀る)、カワラヒワ(囀る)、イカル(囀る)、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。
あちこちの池でカイツブリやカルガモ、バンのヒナが見られました(目立つのはもっぱらカイツブリのヒナですが)。こういった水鳥が見られた池をあげておくと、
カイツブリのヒナは、平野区の下池、松原市天美東1丁目の池、松原市上田の寺池、美原町の花田池、堺市の芦ヶ池、堺市黒土町の新池、堺市の但馬池、堺市菩提町2丁の池。バンのヒナは、堺市黒土町の新池、堺市の但馬池。カルガモのヒナは、堺市の信濃池で見られました。
堺市の生物多様性調査として、4月に続いて行ってました。相変わらずヒバリとセッカがやかましいくらい囀っていて、あちこちをカルガモが歩いています。コチドリとシロチドリはそろそろ営巣に入っていました。採集したものはこちら。
コアジサシが餌をくわえて飛んでいる姿がよく見られ、求愛給餌を盛んにしているようです。コアジサシの300羽程度のコロニーがあって、求愛給餌や交尾、はやい巣では卵も見られました。その他に、
ツバメチドリが6羽盛んに飛び回っていました。繁殖すればいいなあ。残念ながらチュウヒの姿は見られませんでした。シギ・チドリ類はおもに北東端の池で見られ、14種も出ました。今日の南港とどっちが多かったかな?
確認した鳥:カイツブリ、アオサギ、ツクシガモ(1羽)、マガモ(1羽)、カルガモ、トビ、バン、オオバン、コチドリ(卵確認)、シロチドリ(営巣確認)、メダイチドリ(2羽)、ムナグロ(2羽)、キョウジョシギ(2羽)、トウネン(16羽)、ヒバリシギ(1羽)、ウズラシギ(2羽)、ハマシギ(2羽)、アオアシシギ(1羽)、キアシシギ(8羽)、チュウシャクシギ(22羽)、セイタカシギ(1羽)、ツバメチドリ(6羽)、コアジサシ(卵確認)、ドバト、キジバト、ヒバリ(囀る)、ツバメ、ハクセキレイ、オオヨシキリ(囀る)、セッカ(囀る)、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
堺市の生物多様性調査として、仁徳天皇陵に行って来ました。9月と1月に続いて3回目です。すでに春の渡りも一段落して、何にもいないと思ってたら、ムシクイはいるしキビタキはいるし。カワセミは繁殖している可能性があると思います。
確認した鳥:アオサギ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(囀る)、センダイムシクイ(囀る)、エゾムシクイ(囀る)、メボソムシクイ(囀る)、キビタキ(囀る)、シジュウカラ(囀る、巣立ちビナを連れる)、メジロ(囀る)、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
かすみ網をはって鳥の標識調査をしました。捕まったのは、ヒヨドリ6羽にムクドリ6羽。6羽のヒヨドリの内、4羽にはすでに足輪が付いていて、全部この長居植物園で捕まえたものでした。この比率でいくと、長居植物園にいるヒヨドリの2/3に足輪が付いていることになります。残念ならがそんなはずはなくて、観察していると足環のないヒヨドリの方が多いです。なんでこんなに再捕獲が多かったんでしょう?
毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行って来ました。すでにカモ類はほとんどいなくなりましたが、カモメ類はユリカモメがまだたくさん残っています。珍しいと言えば、アマサギを大和川で記録するのは、おそらく2回目です。田畑にはよくいるのですが、川にはめったにやってきません。似たようなことはチュウサギについても言えます。
確認した鳥:ダイサギ、コサギ、アマサギ(1羽)、アオサギ、マガモ(2羽)、カルガモ(15羽)、コガモ(2羽)、コチドリ、ケリ(3羽)、ユリカモメ(2555羽)、セグロカモメ(6羽)、オオセグロカモメ(1羽)、ウミネコ(3羽)、コアジサシ(6羽)、ドバト、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、モズ、セッカ(囀る)、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
今年の夏の特別展「都市の自然」のビデオの撮影を行ないました。4月21日のリターンマッチで、青いオオルリと黄色いキビタキを狙いました。キビタキとオオルリがたくさんいて、とくにキビタキはあっちでもこっちでも囀っていました。
それはともかく、おもしろかったのは、ヒヨドリの採食行動でした。トゲナシニセアカシアの花がよく咲いていたのですが、そこにクマバチがたくさんやってきていました。1羽のヒヨドリがそこに待っていて、クマバチを立て続けに4匹くらい捕まえては食べていました。食べる前に盛んに枝にこすりつけていました。殺しているのか、針をとっているのか。
今あちこちで呼びかけて、カラスの巣材の調査をしています。カラスが巣材にどの程度ハンガーを使っているかを調べようという試みです。もちろん自分でもカラスの巣を探して歩いています。探せばハンガーを使っている巣はよくあります。大部分は樹の枝でできていても、ハンガーが数本混じっていたりします。こんなふうにハンガーを使った巣はいくつも見ているのですが、今日はじめてハンガーを運んでいるカラスを見つけました。長居公園の南端のかなり西の方にハシブトガラスが巣をつくっていて、青いハンガーをくわえて運んでいました。写真に撮りたかったなあ。
地域自然誌シリーズ・長居「春の渡り鳥の観察会」の行事をしました。オオルリの雄が出現して、センダイムシクイが囀って、何とか春の渡り鳥の観察会らしくなりました。比較的ゆっくり観察したのは、アオサギ、バン、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、ツグミ、オオルリ、シジュウカラといったところでした。ヤマシギが3度くらい上空を飛んでくれ、丸い翼と長いくちばしを多くの参加者が見ることができました。真っ昼間に飛び回るとは意外でした。
確認した鳥:長居植物園JustNow!を参照してください。
堺市の生物多様性調査として、というよりはひっついて連れていってもらいました。かつては水面がたくさんあって、冬になるとカモがたくさんいたのですが、今ではすっかり埋立が進んで(産業廃棄物の処理場になっています)、一面の草原の所々に水たまりがあるといった状態です。
とにかくヒバリとセッカがやかましいくらい囀っていて、あちこちをカルガモが歩いています。咲き乱れているセイヨウカラシナのすき間をよく見ると、コチドリとシロチドリの姿もあちこちにあって、空をコアジサシが飛び回っているという感じです。大阪にこんな場所があるのか、と思うくらい素晴らしい場所です。
ツバメチドリとチュウヒ(確認できた個体はすべてハイイロチュウヒではなくただのチュウヒでした)がよく見られてよかったです。ここで繁殖すればいいですね。6月頃にもう一度行きたいもんです。
めったに行けない所なので、昆虫も採集してきました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ(雄1羽)、ハシビロガモ、チュウヒ(少なくとも4羽)、チョウゲンボウ(1羽)、バン、オオバン(巣づくりの最中)、コチドリ、シロチドリ、ムナグロ、タカブシギ(1羽)、イソシギ(1羽)、チュウシャクシギ(1羽)、タシギ(1羽)、アカエリヒレアシシギ(1羽)、ツバメチドリ(2羽)、ウミネコ、コアジサシ、ドバト、キジバト、カワセミ、ヒバリ(囀る)、ツバメ、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス(囀る)、オオヨシキリ(囀る)、セッカ(囀る)、アオジ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。
先月の調査時にはアオサギしか営巣しておらず、コサギは影も形もなくて、今年はどうなることかと思いましたが、今日行ってみるとゴイサギとコサギも営巣を始めていました。木の枝をくわえて飛んでいる姿がとても目立ちました。
確認した鳥:カイツブリ(2羽)、ゴイサギ(160羽)、コサギ(74羽)、アオサギ(141羽)、ヒドリガモ(7羽)、ハシビロガモ(27羽)、バン(4羽)、ドバト、キジバト、ツバメ、ヒヨドリ、ツグミ、アオジ、スズメ、ムクドリ
大和川左岸の高野大橋のすぐ上流側で、キジが鳴いていました。大和川の河川敷はのきなみ”整備”されてしまって、キジが暮らせるような草原が残っている場所は少なくなってしまいました。とは言うものの、キジなんてそんなに珍しくないのにわざわざ書いているのは、このキジは大阪市に生息している貴重なキジだからです。何となく大阪市は大和川右岸までのような気がしますが、東住吉区と平野区の一部は、不自然な形で大和川の南側にまで進出しています。
淀川では(たとえば城北あたり)よくキジの声を聞きます。しかし淀川以外でキジが生息しているのは、大阪市内ではここだけではないでしょうか? 他にも棲んでいる場所があれば、wadat@omnh.jpまでお知らせください。
大阪鳥類研究グループのユリカモメの観察会に行ってきました。ユリカモメが冬羽から夏羽に変わってゆく(つまり頭が黒くなってきている)ようすと、カラーリングを探してみました。
カラーリングは結局4個体見つかりました。「赤WL」は1994年7月にロシアのカムチャッカ半島で、「緑N5」は1991年1月23日に京都の賀茂川で、「緑Z4」は1994年1月26日に京都の賀茂川で、「緑H9」は1991年1月10日に京都の桂川で、それぞれ捕獲された個体でした。「緑N5」や「緑H9」は7年以上生きていることになります。
ユリカモメを見たら必ず足にカラーリングがついていないか確かめてみましょう。もし足輪付きのユリカモメを見つけたらwadat@omnh.jpまでお知らせください。
確認した鳥:ダイサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、コチドリ、シロチドリ、ユリカモメ、セグロカモメ、カモメ、ドバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス
長居植物園で見た鳥についてふたつほど。
オオタカが1羽、カラス5-6羽に追いかけられて、飛んでいきました。オオタカの雄とハイタカの雌の識別にはあまり自信がないのですが、ハシブトガラスと同大か、下手をしたらハシブトガラスよりも大きかったので、オオタカと呼ぶことにしました。
自然史博物館の第1展示室と第2展示室の間にあるガラスにヤマシギが1羽ぶつかって死んでいました。例のキジバトがよくぶつかる場所です。今年の冬はヤマシギを見かけなかったのですが、いたんでしょうか。あまり目立たない鳥で、しかしよくガラスに衝突するものですから、生きたヤマシギよりも死んだヤマシギの方を見る機会の方が多いのが残念です。
確認した鳥:長居植物園JustNow!を参照してください。
堺市にお住まいの佃さんが、トラフズクのペリットの中から出てきた鳥の足輪を持ってこられました。佃さんは大泉緑地のトラフズク(フクロウの一種です)のペリットの内容物をしらべておられます。だから大泉緑地のトラフズクは勝手に拾わないであげてください。
出てきた足輪は、赤と青のカラーリングが一つずつと、「KANKYOCHO JAPAN 5A24079」と刻印された金属リングが一つでした。この金属リングは、私が1997年12月29日に長居公園で捕まえたヒヨドリに付けたものでした。この足輪が入っていたペリットが大泉緑地で拾われたのが、1998年3月2日。約2ヶ月後に死んでしまったようです。
このことから、トラフズクがヒヨドリを食べていたことと、長居公園のヒヨドリは大泉緑地まで飛んでいくことがあるらしいことがわかりました(トラフズクが長居公園方面まで採食に飛んできたのでなければ)。長居公園で捕まえたヒヨドリには、金属リングと一緒に、カラーリングを付けています。もしカラーリングを付けたヒヨドリを見かけたらwadat@omnh.jpまでお知らせください。
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。
大津池はサギのコロニーができ、夏にはツバメの集団ねぐらができる、おすすめの池の一つです。毎年のように観察会も行なっています。
2月の調査の時にはまだ巣造り段階でしたが、もうアオサギは営巣しています。なぜかゴイサギはたくさんいるのにまださっぱり繁殖している様子がありません。コサギにいたっては、ほとんど姿もありません。サギのコロニーができる池の中の島の樹は年々枯れていっており(たぶんサギのせいで)、あと何年かしたら、ここのサギのコロニーはどこかへ移ってしまうことでしょう。
確認した鳥:カイツブリ(2羽)、ゴイサギ(161羽)、コサギ(1羽)、アオサギ(86羽)、マガモ(32羽)、カルガモ(4羽)、コガモ(3羽)、オカヨシガモ(4羽)、ヒドリガモ(160羽)、オナガガモ(4羽)、ハシビロガモ(148羽)、ホシハジロ(14羽)、バン(3羽)、オオバン(1羽)、ドバト、カワセミ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
サンシュユの花が咲いている所にかすみ網を張って標識調査をしました。15日の午後5時頃に網をはって、植物園が休園の16日は張りっぱなし、17日の午前9時に網をたたみました。ここんところサンシュユの周りで、モズとツグミとカラスをよく見かけたのですが、捕れたのはヒヨドリ2羽とモズ1羽、ツグミ10羽。カラスには作戦を見破られたようです。
ヒヨドリとツグミには環境庁の金属リングと一緒に、カラーリングを付けて放しました。ヒヨドリの足はなかなか見えないのですが、ツグミの足はよく見えるので、もしカラーリングを付けたツグミを見かけたらwadat@omnh.jpまでお知らせください。両足に2個ずつカラーリングが付いていて、片足のカラーリング2個の色の組み合わせ(上下を区別して)を読みとってください。使っている色は、青、黄緑、オレンジ、赤、水色、白、黄の7色です。
日本鳥学会員近畿地区懇談会が伊丹市昆虫館であったので、少し早めに行って昆陽池で鳥を見てました。昼飯を食べながら。ここ数年でカワウの繁殖が増えて、池の島(地上からではよくわからないが日本列島の形をしている)の北海道東部まで広がっているんだそうです。
と書くとカワウの繁殖状況を観察したみたいですが、これは後から他人に聞いた話。実際は池の上を飛び回るハヤブサを20分くらいずっとながめてました。猛禽が飛ぶと鳥達が飛び回って逃げそうなものですが、カモたちをはじめサギもカワウもまるで無視していました。飛んで逃げているのはキジバトだけ。ハヤブサはそのキジバトを追いかけるんですが、水平に飛ぶスピードにはそれほど違いがないらしく。キジバトは一直線に飛ぶだけで、ハヤブサから逃げ切っていました。ハヤブサも大したことないね。
確認した鳥:カワウ、アオサギ、コブハクチョウ(もちろん飼ってるの)、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、トビ、ハヤブサ、ユリカモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、ヒヨドリ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
長居植物園の鳥のセンサスをしました。この冬は鳥が少なくて寂しかったのですが、今日はツグミがものすごくたくさんやってきていました。ようやく山の樹の実を食べ尽くして、平地に降りてきたのでしょうか?
二次林の中を歩いていると、15mほど先の地上からハシボソガラス位の茶色い鳥が飛び立ちました。あわてて双眼鏡で見ると、Accipiterの一種でした。足に大きな物をつかんだまま、低く飛んでいきました。タカが飛び立った辺りに行ってみると、キジバトの羽根が散乱していました。肉の類はまったく落ちていなかったので、ほとんど丸ごとのキジバトをつかんで飛んでいったのでしょう。
確認した鳥:カイツブリ(1羽)、アオサギ(1羽)、マガモ(17羽)、カルガモ(13羽)、ホシハジロ(230羽)、キンクロハジロ(15羽)、Accipiter
sp.(1羽)、キジバト(47羽)、コゲラ(2羽)、ハクセキレイ(3羽)、セグロセキレイ(2羽)、ビンズイ(3羽)、ヒヨドリ(71羽)、モズ(1羽)、シロハラ(1羽)、ツグミ(54羽)、シジュウカラ(2羽)、メジロ(3羽)、アオジ(7羽)、カワラヒワ(101羽)、スズメ(71羽)、ムクドリ(41羽)、ハシボソガラス(3羽)、ハシブトガラス(34羽)
鳥の観察会の補助スタッフのまとめの会の中で、長居植物園の鳥を見に行くことにしました。といっても今年の冬は、平野部に鳥があまりおらず、とても寂しいものです。例年2-3月に長居植物園での観察会を企画するのですが、今年は企画しなくて正解でした。タカが大池の上を旋回してくれたので、助かりました。アオバトもいたっていう話でしたが、見損なってしまいました。長居植物園ではけっこう珍しいのに、残念。
そういえば、鳥だけでなく昆虫にも興味があるMさんが、テントウムシの仲間を捕まえました。「ヨツボシテントウの標本はもう持っているからあげる」といってくださいました。で、もらった”ヨツボシテントウ”は昆虫研究室の初宿学芸員に渡したのですが、それはなんと長居で捕まった2匹目のベダリアテントウでした。「貴重な標本を寄贈下さってありがとうございました」、と初宿学芸員がお礼を言ってました。Mさんはベダリアテントウの標本は持っているんでしょうか?
確認した鳥:カイツブリ、マガモ(例によって大部分はアイガモ)、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、Accipiter
sp.(大きさの感じから言ってたぶんハイタカ)、バン、ドバト、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
貝塚市立自然遊学館の観察会に参加してきました。遊学館のある方が鳥を見においでと言うから行ったのですが、知らん間に講師ということになっていました。近木川は日本一汚い2級河川として有名なところ(ちなみに1級河川のワースト1は大和川)で、河口の左岸側には二色の浜が広がっています。
河口にはホシハジロとヒドリガモの群がいて、夏羽のカンムリカイツブリが混ざっていました。一応干潟もあって、ハマシギやコガモがいてました。ハクセンシオマネキもいるんだそうです。
確認した鳥:カンムリカイツブリ(8羽)、カワウ(8羽、本当にカワウであることを確認したのは1羽だけですが)、コサギ(2羽)、アオサギ(2羽)、コガモ(21羽)、オカヨシガモ(雄1羽)、ヒドリガモ(99羽)、ホシハジロ(229羽)、ハマシギ(6羽)、ユリカモメ(1羽)、ウミネコ(2羽)、セグロカモメ(1羽)、カモメ(1羽)、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行って来ました。大和川大橋の下流のカモメの大群の中に1羽、真っ白なユリカモメがいました。ユリカモメはもともと白い鳥やけど、この鳥は本当に真っ白。とってもきれいです。毎年、冬の間に1-2回は、大和川でユリカモメの白化個体をみかけます。毎年同じ個体がいてるんでしょうか?
ちなみに大和川大橋と阪堺大橋の間には、ユリカモメ5994羽、カモメ257羽、セグロカモメ337羽、オオセグロカモメ2羽、ウミネコ1羽の合計6591羽のカモメ類がいました。真っ白なユリカモメを見たい人は、がんばって探してください。
大阪鳥類研究グループの初の遠出として、石川県へ鳥を見に行ってきました。石川県内での移動は車だったので、海沿いに鳥を眺めながら移動してみました。大聖寺の鴨池でハクガンを見て、河北潟でケアシノスリを見て、というつもりだったのに・・・。
1998/2/14 石川県加賀市 大聖寺の鴨池
11時頃から昼過ぎまでいました。前日はハクガンもカリガネもいたそうですが、この日は留守でした。マガモだらけの中から、ほんの数羽のヒドリガモやオカヨシガモ、スズガモを探すのは、ウォーリーを探せのようでけっこう楽しめました。緑色の首輪を付けたコハクチョウが2羽いて、首輪の文字は「104Y」と「108Y」でした。
確認した鳥:カイツブリ、ダイサギ、アオサギ、カワウ、マガン、ヒシクイ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、スズガモ、ホシハジロ、ミコアイサ、トビ、オオバン、ヒヨドリ、ハシブトガラス
1998/2/14 石川県加賀市 橋立港
確認した鳥:ウミネコ、セグロカモメ、ハシボソガラス
1998/2/14 石川県加賀市 新堀川河口
確認した鳥:シギの一種(ハマシギかミユビシギ?)、セグロカモメ、スズメ
1998/2/14 石川県小松市 梯川河口
確認した鳥:トビ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、カモメ、ハクセキレイ
1998/2/14 石川県松任市 手取川河口
確認した鳥:アオサギ、カワウ、カルガモ、オカヨシガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、カモメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ
1998/2/14 石川県金沢市 犀川河口
確認した鳥:アオサギ、カワウ、マガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、トビ、セグロカモメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、アオジ、スズメ、ハシブトガラス
1998/2/14 石川県金沢市 石川県健民海浜公園
犀川河口の左岸にあります。石川県野鳥園もあって、いろんな鳥が飼われています。カラス達は、たくさん飛んでいるトビはまるで無視するのに、1羽だけのチュウヒをしつこく追いかけていました。ちゃんと識別しているんですねえ。
確認した鳥:ウの一種(海にいるからウミウという意見も強かったのですが・・・)、カルガモ、オナガガモ、トビ、チュウヒ、オオタカ、ウミネコ、セグロカモメ、カモメ、アカゲラ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラ、ホオジロ、アオジ、オナガ、ハシブトガラス
1998/2/15 石川県金沢市 犀川河口
確認した鳥:カワウ、ホシハジロ、ミコアイサ、トビ、ウミネコ、セグロカモメ、カモメ、ツグミ、ハシブトガラス
1998/2/15 石川県金沢市 金沢港
確認した鳥:カンムリカイツブリ、ウの一種、アオサギ、キンクロハジロ、トビ、ウミネコ、セグロセキレイ、ハシブトガラス
1998/2/15 石川県金沢市・内灘町・津幡町 河北潟
干拓地にはいると、電柱にはトビやノスリといった猛禽がたくさんとまっていました。ノスリ系を見つけるたびに近くまでいって、ケアシノスリか確認して回ったのですが、結局さっぱり見つからず。ケアシノスリは遠目でももっと白いんでしょうね。おかげでとまっているトビ、ノスリ、チュウヒをかなり遠くから区別できるようになってしまいました。
確認した鳥:カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、アオサギ、ウの一種、コハクチョウ、ヒシクイ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、ミサゴ、トビ、ノスリ、チュウヒ、キジ、オオバン、タゲリ、ユリカモメ、セグロカモメ、カモメ、ドバト、キジバト、コミミズク、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループの野外実習として、岸和田市のため池を歩き回ってきました。2月とは思えないぐらい暖かな日でした。
トンボ池公園としての整備が進められている地域で、池のまわりが次々とコンクリートで固められ、駐車場やら芝生ができていきつつあります。かつてデンジソウやジュンサイがあったという七つ池の周りも埋められていました。将来は箱谷池のあたりまで破壊が進められる予定だそうです。
とくに箱谷池はカワウやらカモ類がたくさんいて、上空はほとんど常にノスリ(それも2羽)が飛んでいて、ときどきオオタカも飛ぶというとてもいい場所です。
・大池
すでに周りを完全にコンクリートで固められたどうしようもない池です。コブハクチョウやアヒルまで放されています。
確認した鳥:カイツブリ(3羽)、コブハクチョウ(21羽)、白アヒル(14羽)、マガモ(5羽)、オナガガモ(8羽)、キンクロハジロ(113羽)、ホシハジロ(126羽)、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラス
・蜻蛉池
山手には湿地があったんですけど、埋められて駐車場になってしまっていました。
確認した鳥:カイツブリ(7羽)、カワウ(1羽)、カルガモ(10羽)、キンクロハジロ(12羽)、ホシハジロ(8羽)、キジバト、ホオジロ、スズメ
・箱谷池
カワウが多い池です。12月にはトモエガモがいたという話でしたが、この日は見あたりませんでした。池の周りが林で、見通しが悪く、見落としが多いと思われますので、どこかに隠れていた可能性もあります。
確認した鳥:カイツブリ(3羽)、カワウ(1羽)、アオサギ(3羽)、マガモ(103羽)、コガモ(7羽)、ヨシガモ(16羽)、ハシビロガモ(132羽)、キンクロハジロ(1羽)、ホシハジロ(6羽)、トビ(1羽)、ノスリ(2羽)、オオタカ(1羽)、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、ツグミ、ホオジロ、アオジ、カシラダカ、スズメ、ハシブトガラス
・七ツ池
山手には湿地があったんですけど、埋められている途中です。
確認した鳥:カイツブリ(7羽)、アオサギ(1羽)、コガモ(3羽)、キンクロハジロ(3羽)、ミコアイサ(2羽)、ノスリ、ヒヨドリ、ホオジロ
・梨ヨウキ池
確認した鳥:アオサギ(1羽)、ヒヨドリ、ウグイス、アオジ
「水辺の鳥の観察会(第3回)」の行事に行ってきました。風が強くて、死にそうに寒くて、さんざんな観察会でした。でも変わったものを観察することができました。
集合場所である城北公園で、参加者が集まるのを待っている間の出来事でした。池の上を飛んでいたユリカモメ約25羽が、池の端のクスノキに群がっています。よく見るとクスノキの果実を食べていました。一部の個体は枝に降りていましたが、多くの個体は飛びながら果実を食べていました。やっぱり種子散布にも貢献するんでしょうね。
確認した鳥:カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、バン、オオバン、ユリカモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、アオジ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
来週の日曜の「水辺の鳥の観察会(第3回)」の下見に行ってきました。城北公園から淀川の堤防に出て、わんど(と釣り人の大群)を見ながら下流へ向かって歩き、グラウンドで野球やサッカーをしている人を見ながらえんえんと歩き、毛馬の水門にたどりつくというコースです。
わんどの所でバンやオオバン、夏羽の残ったカンムリカイツブリを見た後は、毛馬の水門の所まで、鳥の姿はあまり多くありませんでした。途中で見たものと言えば、人やイヌをまったく恐れないヒバリ達(5m位まで簡単に近寄れました)とガス橋(?)の上で休むカワウの大群(とりあえず335羽)ぐらいのものでした。
毛馬の水門の所には、カモの群やカンムリカイツブリの群(41羽)の他に、シロチドリとハマシギの群なんかもいました。これならなんとか観察会らしくなりそうです。
確認した鳥:カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、バン、オオバン、シロチドリ、ハマシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、カモメ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行って来ました。カモ類やカモメ類の個体数がそろそろピークになって、数えるのにえらく時間がかかるだろう、と覚悟していたんですけど。意外と個体数が少なくてちょっと拍子抜け。
この4年間の1月のカウント結果を比較すると(1995年-1996年-1997年-1998年の順)、カモ類が1207羽-1089羽-1032羽-843羽、カモメ類が5696羽-9117羽-5319羽-4831羽、全種合計では6946羽-10336羽-6423羽-5716羽となっています。データから見ても今年は少なくとも例年に比べて1割がた少ないようです。種ごとに見ると、コガモが329羽-251羽-191羽-106羽、ハシビロガモが51羽-34羽-29羽-12羽、ユリカモメが5018羽-8611羽-5046羽-4140羽、といったところが例年に比べて少ないのが目立ちます。個体数を数える立場からすれば、よく飛び回るので数えにくいユリカモメが少ないのは助かります。
確認した鳥:カワウ(5羽)、ダイサギ(4羽)、コサギ(6羽)、アオサギ(27羽)、マガモ(33羽)、カルガモ(58羽)、コガモ(106羽)、オカヨシガモ(42羽)、ヒドリガモ(475羽)、オナガガモ(117羽)、ハシビロガモ(12羽)、ユリカモメ(4140羽)、カモメ(211羽)、ウミネコ(2羽)、セグロカモメ(476羽)、オオセグロカモメ(2羽)、ドバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ホオジロ、アオジ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
15時35分頃、博物館の第1展示室と第2展示室の間にある休憩スペースの所のガラスにキジバトがぶつかりました。なんでそんなに正確にわかるかというと、入館者の人がちょうどぶつかるところを見ていて、知らせてくれたのです。ぶつかったキジバトは、私が15分後くらいに行ったときにはまだ生きていましたが、しばらくして死んでしまいました。この場所は、例のキジバトの衝突痕がいくつもついている場所です。なぜここにばっかりぶつかるんでしょうね。
堺市の生物多様性調査として、仁徳天皇陵に行って来ました。9月に続いて2回目です。人の近寄らない内側の堀には、さぞやたくさんのカモがいて、オシドリなんかもいるだろうと期待していました。結果はまるではずれ。ろくにカモはおらず、オシドリなんか影も形もない。むしろ小鳥類はいろいろいました。
確認した鳥:カイツブリ(1羽)、カワウ(8羽)、コサギ(1羽)、アオサギ(7羽)、マガモ(12羽)、カルガモ(22羽)、ホシハジロ(7羽)、ハイタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カシラダカ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。
調査している多くの池の中でも、一押しに近い北池で見た鳥をあげておきます。秋にクロハラアジサシが出現したり、3月頃にシマアジの群が入ったり、となかなか楽しませてくれる池です。大泉緑地の東900m位の所にあります。よかったら一度見に行ってみてください。
今回はカンムリカイツブリとカワウとオオバンといった潜る鳥がいてました。あんまり深い池ではないんですけどねえ。
確認した鳥:カイツブリ(3羽)、カンムリカイツブリ(1羽)、カワウ(1羽)、ダイサギ(1羽)、コサギ(1羽)、アオサギ(4羽)、マガモ(8羽)、カルガモ(2羽)、オカヨシガモ(1羽)、ヒドリガモ(7羽)、ハシビロガモ(12羽)、ホシハジロ(3羽)、バン(3羽)、オオバン(1羽)、スズメ
雨で、友の会の月例ハイキングが中止になりました。でも一応集合場所の妙見口まで行ったので、小雨の中、ときわ台の駅まで線路沿いに歩きました。わずか20分の行程です。今年は平野部に鳥の姿が少ないけど、山間部にはいるのかと思っていました。でも平野とあんまり変わらず、鳥の姿はとても少なく、寂しいものでした。ツグミの姿はないし、ヒヨドリすらろくに鳴いてないし、平野の方がカラスやカワラヒワがいてまだにぎやかです。
確認した鳥:ヒヨドリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、ハシブトガラス
長居植物園の鳥のセンサスをしました。この冬は、2年前ほどではないものの冬鳥の姿が少なく、数を数えるのはとても楽です。マヒワ(去年は大量にいた)やヒガラやシロハラはいないし、ツグミとシメはほんの数羽だけ。多いのはハシブトガラスとカワラヒワくらいのもの。
少しおもしろい種類としては、オオタカと尾羽がやけに短いエナガがいます。1月18日には観察会をする予定ですが、これで大丈夫なんでしょうか?
年が明けても、あいかわらず冷凍庫にため込んでいた鳥の死体の皮むきの続きです。今年最初は、貝塚市産のハシボソガラス。博物館に来た当初、皮むきにまだなれていなくて、カラス1羽の皮をむくのに7時間もかかったことがありました。今回は1時間40分。これでも時間がかかりすぎでしょうが、自分の上達ぶりに少し感激してしまいました。