喰い道楽

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2004年11月10日  ハタケシメジ

材料の入手:情報センターに座っていたら、名前を教えて欲しいと袋にいっぱいキノコを持ってきた方がいました。あいにくキノコ担当がいなかったので、預かって、同定結果を電話連絡することに。帰ってきたキノコ担当に見せると一目でハタケシメジってことでした。で、電話で同定結果をお知らせしたのですが、その方はキノコは返してもらわなくていいとのことで、ありがたく頂戴しました。
調理法:けっこう量があったので、半分はかしわ、牛蒡と一緒にみそ汁に。残りは、豚肉、モロヘイヤ、ズッキーニと一緒に炒め物。サラダ油で、味つけは、酒と醤油。
コメント:ハタケシメジのみそ汁はうまいなー。そして炒め物はもっとうまい!


2004年11月8日  ウスヒラタケ、アカモミタケ、ムベ

材料の入手:ウスヒラタケとアカモミタケは、奈良公園で見つけて採集。同じくムベもきれいな果実が落ちていたので拾ってきました。
調理法:ウスヒラタケとアカモミタケは、かしわ、水菜と一緒にみそ汁に。ムベの果実は、中身は生食、皮は刻んで油炒め。サラダ油で、味つけは塩のみ。
コメント:キノコのみそ汁は普通においしい。味も歯ごたえもウスヒラタケの方が勝ってた気がします。アカモミタケはむしろ炒めた方がよかったかな? ムベの果実の中身は甘くておいしいのですが、アケビにわをかけて種子の割合が多い気がする…。皮は、意外と苦くなく(アケビはもっと苦いと思ったが…)、むしろうっすら甘みすらあって、油炒めは失敗でした。はっきりいってまずかった。


2004年10月19日  トウビシ

材料の入手:博物館学芸員OBのSさんが佐賀県で採集してきたというのをお相伴。トウビシの実は、もうすぐなくなる近鉄バッファローズのマークにそっくり。
調理法:よーくゆがいた上で、割って中身を喰らう。
コメント:栗似たいな味で、ほんのり甘くておいしい。その名の通り中国産の植物だそうで、食用にと日本で栽培すべく持ち込まれ、佐賀県では野生化しているらしい。そんなわけで、佐賀県に行ったらいっぱい採集して食べましょう。でも、その他の地域に撒かないこと! トウビシの実の方が大きくてトゲがないので食用に適しているらしいが、中身の味は大阪のため池に普通に生えているヒシも同じだとか。まだ緑の実を採集した方が柔らかくて食用には適しているそうなので、来年はぜひ試してみたいと思います。


2004年10月16日  ヤナギマツタケ、カノシタ

材料の入手:ヤナギマツタケは、博物館にキノコの同定に来た友の会会員の方がくださいました。まだ幼菌で、一見ではヤナギマツタケとは思えません。カノシタは先日、高槻市のポンポン山から本山寺にかけてで採集してきたもの。
調理法:ヤナギマツタケ幼菌は、冬瓜、かしわ、人参と一緒に汁物に。鰹節のダシで、味つけは酒と醤油と味醂。カノシタは、豚肉、茄子、蓮根と一緒に炒め物。サラダ油で、味つけは塩と胡椒。
コメント:ヤナギマツタケ幼菌の傘は柔らかくて、ちょっとぬめってまるでナメコのよう。それでいて軸はシャキシャキと歯ごたえがあり、味と言うより食感が楽しめました。まあそれなりにダシも出てる感じ。油で炒めたカノシタは、味も歯ごたえも文句なしです。また採ってきて食べよっと。


2004年9月12日  ソトオリガイ

材料の入手:加古川の河口に鳥の観察に行きましたが、あまり鳥がいない。暇なので、干潟で貝などを採集しました。ソトオリガイがたくさん採れたので、7匹ほど持って帰り、2匹は標本にして、残りは食べてみることにしました。
調理法:エノキ茸と一緒にみそ汁。
コメント:みそ汁自体はうまかった。ちゃんとダシは出るらしい。でも、身はまずい。ってゆうか、外から見ると立派な水管があるので期待したのですが、水管以外にほとんど身がない。水管もあまり食べではないし。その上、わずかな身の中にはしっかり泥が入ってる。この貝は食用としては、あまりお薦めできません。


2004年8月13日  ウシガエル、イノシシ

材料の入手:ジュニア自然史クラブの行事で、ウシガエルの皮むきと骨格標本の作成をしましたが、その際に肉をとっておいて味見。イノシシは、以前も味見した肉を冷凍しておいてあったので、再び味見。
調理法:どちらもは塩とバジリコで下味をつけて、唐揚げ。
コメント:ウシガエルめっちゃうまい! 基本的に鶏肉に煮てるけど、柔らかくてジューシー。味わいもいい感じ。また食べよっと。イノシシの肉は、味はいいけど、少し堅めやった。


2004年8月5日  イノシシ

材料の入手:有害鳥獣駆除のイノシシの頭と標本用にもらいました。皮と頭骨はいるけど、肉は大部分いらないので、骨から除去した肉をとっておいて味見。
調理法:デミグラスソースで煮込む。トマトソース味、味噌味、塩胡椒味で炒める。
コメント:煮込んだら例によって味はソースの味で、肉は堅い。炒め物はうまい。とくに味噌味がお薦め。


2004年7月17日  タマガシラ

材料の入手:魚担当の学芸員が、泉南の方に標本採集にいったおみやげ。
調理法:酒と醤油で、煮付けに。鱗がかたくって、鱗をとるのがちょっと面倒。
コメント:けっこう脂がのってておいしい! 


2004年7月6日  ヤマドリタケモドキ、アカヤマドリ

材料の入手:箕面に鳥の観察に行ったついでに採集。一応、キノコ担当の学芸員の同定済み。
調理法:ヤマドリタケモドキは、豚肉と茄子と一緒にいためる。味付けは酒と醤油。アカヤマドリは、鶏肉、馬鈴薯と一緒にスープ。味付けは、塩と胡椒。
コメント:ヤマドリタケモドキの炒め物はうまかった。とくに癖のない味と歯ごたえ。アカヤマドリのスープはびっくりした。蓋をあけたら、カレーのような黄色! アカヤマドリから色がでたらしい。エリンギに少し似たような独特の香りがあって、味の方は微妙。さらに、よく煮ても柔らかくならないし、味もしみこまない。アカヤマドリはスープにはむかないらしい。


2004年5月26日  マシジミ

材料の入手:行事の下見で奈良県桜井市へ。そこで採集しました。大きめのマシジミ17個。
調理法:エノキダケと一緒に水から入れて、煮る。貝のふたが開いたあたりで、日本酒と醤油と塩で味つけ。
コメント:うまかった。砂も入ってないし、身離れもいいし(貝柱も残らない!)。また見つけたら採ってきて食べよう。


2004年4月2日  ウサギ

材料の入手:皮むきしたウサギを骨にする際に、肉を除去するのですが、煮る前に各部の肉をとっておいて味見。
調理法:トマトソースで煮込みました。
コメント:まあうまいけど、大部分トマトソースの味。少し煮込みが足らないのか肉はかため。トマトソースで煮たら、シカもウサギも同じ気がする。


2004年2月26日  シカ

材料の入手:有害鳥獣駆除の後、標本用にもらってきたシカ。すでに皮はおおむねむいてある。骨についている肉を除去しつつ、とっておいて味見。
調理法:塩味で炒めたり、ドミグラスソースで煮たり。
コメント:炒めた肉はうまい! ドミグラスソースで煮たら、大部分ドミグラスソースの味。少し煮込みが足らないのか肉はかため。


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