プレパラート標本の作成法
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石灰化した鉱化化石の場合、切断して磨いた面を酸につけると,鉱物質は溶け、残存していた炭素質の植物組織が浮き出てきます。この組織をフィルムに剥がし取ると、薄い膜状の標本ができ、細かな構造を観察できます。この標本作製法は剥がすと言う意味で、ピール法とよばれています。岩石カッターで切断する場合と異なり、消失する部分が少ないため、連続的な標本をつくることができます。