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生きている化石コウヤマキ |
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コウヤマキの花粉化石 (第四紀後期更新世、琵琶湖湖底ボーリング) |
日本固有種のコウヤマキは、約2000年前の弥生時代以来、材が木棺に使われたり、木造船や桶の水漏れをとめるための槙皮として樹皮が使われてきました。このコウヤマキは恐竜が栄えた中生代に現れ、第三紀にはユーラシア大陸北部に広く分布していました。しかし大氷河時代の寒さには耐えられず、約200万年前のオランダの化石を最後にユーラシア大陸から消滅しました。日本列島は、黒潮の影響をうけ氷期の冬でも暖かだったため、生き残ることができました。
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