博物館実習4日目

 「靱公園セミのぬけがらしらべ2013」に補助スタッフとして参加しました。
まず、友の会会長さんの挨拶から始まりました。幼虫の周期把握ができればとの思いで始めたが…今年で21年目を迎えセミの抜け殻の総数は、453.558個、活動に参加された延べ人数は約2000名に上るそうです。友の会のお世話をされる方も長年にわたる活動で抜け殻の山を見ただけでセミの種類を判別できたり、捕まえた昆虫の名前をすらすら言えたりと、まるで昆虫博士のような方が大勢おられたことに驚かされました。抜け殻の採取は4班に分かれ、私は抜け殻を数える係を小学3年生と5年生の女の子と友の会の方とさせて頂きました。思っていたよりも大変な作業でしたが、「疲れたね…」と言いながらも子供たちは、4.498個の抜け殻を最後まで根気強く数える姿に感心しました。お子さんやお孫さんと参加されている方が多く、子供たちはフィールドで蚊に刺されながらも目を輝かせ、けんめいに抜け殻を探していました。また、しゃがんで植え込みの中に入ると落ち葉のしたには、秋の虫たちが小さな声で鳴いている様子なども知ることができフィールドならではの貴重な体験ができました。学芸員の方は、あくまでもサポート役として、市民が主体的に関わる活動に参加できたことに感謝です。主体的に関わることがこの継続的な活動に繋がっていることを実感しました。この体験を今後、何らかのかたちで活かせるように頑張りたいと思います。

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