博物館実習 4日目

本日で実習も4日目と、ついに終盤を迎えました。
私たち二班は、まず午前中に、数日前まで開催されていた特別展の片付け作業をさせていただきました。実習初日の館内案内でも目にしましたが、この「いきものいっぱい大阪湾~フナムシからクジラまで~」と題して行われていた特別展では、大阪湾に由来する様々な生物・環境に関する展示が行われていたようです。ある程度片付けが進んだ後とは言え、展示室内には目を引かれる展示物が数多く設置されていました。まず私たちは、50kg以上は有ろうかという大きなサメの剥製を撤去する作業を行いました。高い天井からワイヤーと鎖でつながれた剥製を、いかにして安全に地上まで下ろそうか、実習生同士で相談しつつ試行錯誤して取り組みました。その後も、展示室内に広げられた装飾や用具など、今回の展示会ために用意された設備の片付けに取り組み、華やかな企画展の裏で行われていた、学芸員の方々の工夫や苦労を知ることができました。
変わって午後からは長居公園内の植物園に向かい、翌週に予定された植物園案内のイベントへ向けた準備を行いました。今回のイベントのテーマが「ダンゴムシとワラジムシ」ということで、まず私たちも、当日のサンプルとなるダンゴムシとワラジムシの採集を行いました。その後、実習室で顕微鏡を用いて、採集したダンゴムシ・ワラジムシを形態的な特徴を頼りに種別に分類する作業を行いました。このような楽しいイベントの裏でも、学芸員の方々が手間をかけた準備の仕事をして下さっているのだと知ることができました。
今日は一日通して、イベントや展示会の前後での学芸員の隠れた仕事を体験することができました。完成した展示や催しを見るだけではわからない、学芸員の方々の影での多大な仕事の一部を見ることができたかと思います。
天候の関係で、明日に予定されていた「友の会秋祭り」は中止となってしまいました。残念ではありますが、ここで気持ちを切り替えて、最終日となる明日の実習でも多くのことを学んで帰れるよう、精一杯頑張りたいと思います。

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