博物館学芸員実習教育普及専攻コースに参加して
7月29日から8月2日まで博物館実習教育普及専攻コースに参加させていただきました。
実習では、「ジュニア学芸員になろう!」という小学6年から中学生対象の企画に下見を合わせて4日間、補助として参加しました。学校では生物を専攻していますが、今回の企画でまったく異なる地学の石について調べる子どもたちの補助ということで、とても心配していました。しかし、みんなとても元気で、積極的に参加してくれていたので、私自身、とても楽しく実習をさせていただきました。
今回の企画では実際のフィールドへ行き、子どもたちの手でデータを取り、まとめて、最終的に特別展の「みんなでつくる淀川大図鑑」にて展示を行いました。フィールドでは、地面が濡れ、滑りやすくなった所や、車が通る道など危険が多かったのですが、子どもたちも十分に注意してくれ、無事けがなく調査を行うことが出来ました。
データをまとめる際にヒストグラムを書いたり、150個前後の石の長軸のデータから平均を求めたりととても大変な作業が多く、ヒストグラムに関しては、普通の棒グラフを書いてしまう子もいて自分の説明が不十分であったことを実感しました。もっと、わかりやすく簡潔で、かつ丁寧な説明を今後心がけていこうと思いました。
最後に1つの展示ができて、特別展のスペースに展示したときには、他の展示とは違うカラフルな、面白い、子どもたちだからこそできる展示になったのではないでしょうか。
ひとつの企画に下見から完成まで3日間参加することが出来て、ほかではできないような経験が出来たと思います。この経験を今後活かしていけるよう頑張っていきたいと思います。