博物館実習1日目 2015/10/7

博物館実習一日目である今日は、オリエンテーションと館内見学を行いました。
オリエンテーションでは博物館の歴史や博物館・学芸員の活動の実態、普及教育などについて教えていただきました。特に博物館・学芸員の実態についてはこの機会ならではのお話が聞けました。どうやら博物館の現状としては「お金がない」、「人手がない」、「場所がない」の三拍子がそろっているようで、苦労されているみたいです。研究や展示だけでなく、それらをこのような制限の中でどのようにやりくりしていくのか、まで考えないといけないとは非常に大変なことだと思います。
館内見学では主に収蔵庫見学と展示室見学を行いました。収蔵庫には本当に多種多様な標本があり、圧倒されました。さらに、非常に珍しい蛇の標本やクジラの骨などを本当に間近で見せていただきました。また、動物園などからも動物の死体などをいただくことがあるそうです。ただし、この時、骨格を取り出すために死体を地面に埋めたりするそうですが、そのまま忘れてしまう危険があるそうです。展示室の見学では学芸員の立場として、メンテナンスやコストなどについての視点から見学を行いました。本物の標本よりもレプリカのほうがお金がかかったりすることもあるみたいです。また、メンテナンスの際などにも展示物に傷がつかないように非常に注意を払うそうです。標本などはどれも非常に貴重ですから、私たちも博物館を訪れる際には傷つけないように気を付けないといけません。
明日からは数人の班に分かれて実習を行います。班員のみんなと協力し、残り4日間をがんばっていきたいと思います。(Y.U)

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