実習4日目 ~動物分野~

実習四日目の記録を書かせていただきたいと思います。
割り当てられたのは動物分野、その中でも担当したのは「魚」です。
実習内容としては午前中に収蔵庫見学、終了後にその目録製作といった事務的な作業をお手伝いさせていただきました。
この日に見学した収蔵庫に保管されていたのは液浸標本。
学校の理科室にあるような縦長のガラス瓶に入れられたフナ標本のようなものがずらりと並んだ場所です。
基本的に標本は縦長の入れ物に入れて保存したいようなのですが
魚には秋刀魚のような縦長の瓶におあつらえ向きな種類もいますが、鰈のように平たい形をしているものもいるなどなかなかうまくは行かないようです。
また、大きな標本についてはクーラーボックスのようなものに漬け込んでいるものもありました。
さらに、資料の情報が書かれたラベルも一緒に封入されているのですが
年を経ることでそのラベルのインクがかすれたり紙自体が溶けはじめたりと、資料自身も、それに付随するラベルといったものに関しても「経年劣化」といった課題が感じられ、博物館では長い目で見た整理というのが求められているのだなということを実際に目にすることができました。 
その資料の方ですが、過去(2000年代前半)に撮影された写真データをパソコンに取り込んだ画像データに、収蔵庫で見た標本にその情報を書いたラベルが張られていたがごとく
「その画像が何を写した画像なのか」というデータを記す作業と、資料についての情報が書かれたノートに資料となった魚がいつどこで取られたかなどの情報を手書きで記帳する作業をさせていただきました。
資料情報のノートへの記帳に関しては元々エクセルにまとめられた情報を転写するような作業だったのですが、やはりこのような記録はパソコンの上だけでなく、様々な場所で記録を残し、ダブルチェックを重ねていくのが大切ということなのでしょうか。
実際、エクセルデータのコピーミスもありましたし。
今回受け入れてくださいました大阪市立自然史博物館の関係者の皆様、
実習自体は既に終了してしまいましたが、今回の実習は貴重な体験になることが出来たように思えます。
また後日、お世話になることになりましたらその時はよろしくお願いいたします。
また、実習でご一緒した皆様、機会があったらまた会いましょう!

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