博物館実習~普及教育専攻コース~1日目
本日より、博物館実習(普及教育専攻コース)が始まりました。
まず、今後の実習計画の流れをご説明いただいた後、バードウォッチング(ワークショップ)に参加させていただきました。今年の冬は、例年より、冬鳥の個体数が少ないが、観察できる種数が多いそうです。本イベント中、参加者の方々とも会話させていただき、その際、「この博物館のバードウォッチングは鳥の名前だけでなく、様々なエピソードも話してくれることや学芸員の方々と気兼ねなくお話しできることが魅力だ」とおっしゃていたことがとても印象的でした。また、鳥の興味深いエピソード(例えば、カモはメスよりオスの方が綺麗な色をしている)を交えながらお話しされるだけでなく、参加者の方々の質問に細かく、丁寧にお答えしていた姿がとても印象に残りました。
午後からは、明日、明後日に開催される「はくぶつかん・たんけん隊」という子ども向けの博物館のバックヤード見学ツアーの事前研修に参加させていただきました。実際に参加者の方々が回られる場所回りながら、様々な説明をしていただきました。例えば、資料の収蔵庫は火事が起こった場合、消火の際に水で資料が濡れないようにするため、窒素ガスで消化するということを教えていただきました。また、最近の資料保存法として、できる限りケミカルレスにするという傾向があるそうなのですが、湿気の多い日本ではなかなか難しいということもご教授いただきました。そのほかにも、東日本大震災以降、地震が起こった際に資料が壊れないための工夫や、液浸資料を保存する容器に関して、ガラスとプラスチックの双方のメリット・デメリット等多くのことについても学ばせていただきました。
本日は、とても学びの多い一日でした。明日は、「はくぶつかん・たんけん隊」の補助を頑張りたいと思います。そして、明日も、本日のようにきっと多くのことを学ぶことができると期待に胸をふくらましています。