博物館実習4日目

実習4日目!
私たちの班では、昆虫標本について色々と教えて頂きました。
午前中は、昆虫標本が出来るまでを説明してもらい、その後収蔵庫で、解説をしてもらいながら実際の標本を見せてもらいました。身近にいる昆虫から、海外の昆虫、まだ名前の付いていない新種の昆虫など貴重なものもたくさん見せていただき昆虫の色鮮やかな姿や、種類の多さ、生態などに、標本を見せてもらう度感心し改めて虫について考えさせられ、急に虫がとても大きな存在に感じました。
午後からは、実際に昆虫標本を作らせてもらいました。
今回はウスバカゲロウの標本で、採取地ごとに分けられたウスバカゲロウをルーペで観察しながら翅の脈や触角や脚のツメの長さなどの細かい違いを見分け、同定し、採取地、採取者、日付などが書かれたラベルと一緒にピンで留め、同定した種類ごとに分けるというところまで行いました。標本の昆虫は乾燥させてあるので、とても脆く、またウスバカゲロウは翅も脚も触覚もとても薄くて、細くピンセットで摘んだり、ピンを刺したりするたびとても緊張する気の抜けない作業でした。でも、その分うまく出来たときの達成感と愛着が湧きとても楽しい経験でした。また、1匹1匹は派手な虫ではないですが標本にして並ぶととても綺麗で圧巻でした。
ウスバカゲロウの同定だけでもとても難しく時間のかかるものでしたが、種類が多く、まだまだ新種が沢山見つかる昆虫達を標本にしていくことを考えるといくら時間があっても足りないなと、、、改めて学芸員の仕事はとても細かく多様で時間と手間のかかるものばかりだなと日ごとに実感しています。
あっという間に4日目も終わり明日で最終日になりますが、少しでも多くのことを吸収し貴重な経験を無駄にしないようラスト1日も気を抜かず頑張りたいと思います!

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