2016年秋 博物館実習4日目(1班)
今日は植物分野のお仕事を体験しました。
午前中は完成した押葉標本を科ごとに仕分ける作業を行いました。押葉標本とは、採集した植物を押し花のように乾燥させて作る標本です。
乾燥させた植物は、カラッカラのペラッペラなので、慎重に扱わなければ簡単に壊れてしまいます。作業をした標本の中には種子が付いているものもあり、ポロっと取れてしまわないかとドキドキの作業でした。
午後からは、地下の特別収蔵庫で登録が完了した植物標本を収蔵する作業を行いました。科ごとに分類されている標本を、今回は属ごとに分類し、さらにその属の中でアルファベット順に種小名で収蔵庫に収めていくという作業です。午前中と同じく、標本を傷つけないように注意しながら作業を進めました。
収蔵する際にちょっとでも違う場所に入れてしまうと、標本が必要な時になかなか見つけることができなくなってしまうので、非常に責任重大な作業でした。でもこれは普段見ることのできない学芸員の大切なお仕事の一つでなので、今日の作業は貴重な体験となりました。
ひんやりと涼しい特別収蔵庫なのですが、薄着で長時間の作業をしてあたので体が冷え切ってしまいました。
明日は実習最終日です。イベントのお手伝いを頑張ります。(1班 W.Y)