2017夏期 学芸員実習 4日目

 博物館実習も4日目となりました。
 今日の実習内容は、一般収蔵庫の清掃と小学校の遠足の下見の見学でした。
 一般収蔵庫の清掃では、貴重な資料を壊さないようにしながら棚の間をほうきやモップで掃きました。さらに、収蔵庫入り口まわりのカビの拭き掃除も行いました。収蔵庫内にカビが入り込んでいないことは確認済みだそうですが、少しでもカビ発生のリスクを抑えるためにとのことでした。このような、先を読んだ丁寧な管理によって、貴重な資料を守ることができるのだと感じました。
 午後は小学校の先生方の遠足の下見に参加させていただきました。かつては先生の後ろについていくだけだった遠足の裏側で、しっかりとした事前準備がされていることを知ることができました。説明会の後で、自分が小学生を博物館に連れてきた場合を想定し、どのような授業を行うか考えて発表しました。班員それぞれに視点が異なり、最近話題のトピックから展示につなげる授業や写真を使ったクイズで学習を深めさせるなどの案がでました。博物館利用の様々な可能性と、それをどのように活用するかという例を専門分野の異なる班員それぞれの視点から知ることができ、刺激的なプレゼン会になりました。また、例えば地震をテーマにする場合、被災した方の気持ちを考えて展示や授業の内容を考える必要があることなど、来館する方への配慮の重要性も再認識することができました。
 明日はいよいよ実習最終日なので、これまでの実習で学んだことを生かしながら取り組みたいと思います。(2班 実習生 E.Y.)

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