2017年秋 博物館実習4日目

実習4日目の本日は、年に一度の一大イベント「大阪自然史フェスティバル」の一日目です。実習生、アルバイト生ともども8:30の集合でした。しかし、学芸員さんはもっと早くから来られていて驚きました(昨日も私たちより遅くまで準備されていたのに…)。なぜにこんなに早くから動き出しているかというと、フェス出展者さん達の設営があるからです。開演は9:30です。1時間程度しかないです。私は、クローク担当だったので比較的出展者さんと関わらせていただいたのですが、出展者さんは必死の形相でした。しかし、荷物を運ぶ台車は数に限りがあるので私も必死でした。外に出てポーチから台車を回収したり、出展者さんに返却のお願いをしたり、ぱたぱたしていました。
10:00を過ぎて、クロークが落ち着いてきましたので会場の見回りを指示されました。本日はイベントだというのに生憎の雨でした。ここ一番の冷え込みで、ポーチの出展者さんも口をそろえて「さむい、さむい。」とおっしゃっていました。その中でも来られるお客さんや学芸員さんとは本当に楽しそうにお話をされていて、ほっこりいたしました。
お昼を挟んで午後からは講堂担当でした。ぶっつけ本番施設放送させてもらった島野先生による「ダニ・マックス-嫌われダニの愛し方-」は大成功で、講堂に110名ほど入られていました。島野先生ご自身の研究内容や、体の形態が格好良いダニの紹介、チーズとチーズダニを探し求めた旅でのお話でした。とても進め方がお上手な先生で、写真も多く、専門外の私が聞いていても大変興味が持てました。最後の質疑応答時間では、多くの疑問に丁寧なお返事をされておられました。
16:30になると閉館になり、無事フェスティバル一日目も終了いたしました。その後は出展者さんと学芸員さんとの懇親会に参加させていただきました。出展者さん同士で楽しくお話されていて、和気あいあいとしておられました。この横の繋がりがある状況はかなり珍しいらしく、全ては神対応される学芸員さんの努力の結晶なのかなぁと思いました。博物館実習がこのような学芸員さんと市民の関わりがみられる催し事であって、本当によかったと思っております。すばらしい学芸員像ができました。ありがとうございました。(琉球大学C,I)

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