博物館実習 3日目

博物館実習3日目は、常設展示のメンテナンス作業をしました。実習1日目と2日目の「普及行事の実施」とは異なる、「展示」という博物館の役割に関係する内容です。具体的には、情報端末の清掃と案内パネルの差し替えを行いました。
常設展示は、初期の建設以降、小規模な改修は何度か行われますが、多くは何年も同じ資料を使い続けます。そのため、定期的な掃除や修繕は常設展示の維持に不可欠であり、必要に応じて内容も修正していかなければなりません。
今回、実際にメンテナンス作業をすることで、「展示を見る人」と「展示を作る人」の2つの視点で展示を考えることができました。見る人にとっては分かりやすい展示が、作る人にとっては扱いにくい展示であったり、作る側の事情で、改善が難しい展示があったりと、様々なケースがありました。誰にとっても最善の展示を実現するのは、非常に難しいことです。限られた予算や時間の中で、学芸員のみなさんがいかに工夫をされているのか、その点を意識した実習ができました。
1班 S.T

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です