博物館実習2日目

実習生5班のK.Oです。2日目は博物館の展示解説や新しい展示方法について考えました。
午前は第2展示室からそれぞれ標本や解説のテーマを自由に設定して、聞く人に楽しんでもらう方法について積極的に意見交換しました。午後に5分間のプレゼンテーションを行いました。それぞれ自分よ得意な方法を取り入れていて、楽しくもあり、展示についてよく知ることができる発表でした。例えば、Oさんの解説は火山岩をテーマにしていて、触ることのできる展示を利用することで岩石の特徴を体験することができます。Nさんは足跡の化石について、最新の研究成果を交えながら、恐竜の歩く様を臨場感たっぷりに語ってくれました。Oさん(この班には3人Oがいます。同一人物ではありません)は小中学生を対象に、相手の反応を上手に引き出すような語り口で、標本のラベルについて解説していました。どの発表もとても刺激的でした。
展示解説について深く考えると、展示室の見方も変わって行きます。同じ標本でも光の当たり具合で全く違って見えることや、パネルの効果的な配置方法について話しあったあと、理想的な展示室についてそれぞれプレゼンテーションをしました。Hさんからの現在展示されていない昆虫化石標本を充実させるといった具体的な意見から、中二階を作って恐竜の目線に立つといった意見まで、活発に話し合いました。
同じ展示を通しても人によって受ける印象は様々であり、解説の視点も参考になる点が多くあります。よく知った展示を見る際も、友人や家族、学芸員と積極的にコミュニケーションすることで新しい視点に気づくことがてきるのではないでしょうか。

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