冬期博物館実習(2019/1/17)

 実習4日目、私たち3班は昆虫(ハチ・アリなど)担当の学芸員さんのもと、昆虫標本を取り扱いました。
 午前中は収蔵庫でタイプ標本や面白い標本を沢山見せていただき、幸せな時間を過ごしました。
 その後、寄贈された標本1つ1つに館のラベルを付ける作業をしました。昆虫の標本は近年特に大量に寄贈されるそうで、研究者や愛好家の多さを実感しました。
 午後は学芸員さんが採集した寄生バチの標本を作りました。爪の先くらい小さなハチをボンドで台紙に貼り付ける作業は、器用さと集中力が求められます。不器用な私は、引っかかったハチ同士を離すときや台紙にハチを付けるときに、いくつかのハチの脚や触角を破壊してしまいました。体の部位が取れてしまっても台紙に付けることができれば問題ないのですが……取れてしまった触角の多くはピンセットでつままれてされに千切れ、粉々になってしまいました。学芸員さんに心から申し訳なく思います。ハチの体はとても繊細なのだと、身をもって知りました。
 その後、スズメバチとアシナガバチの同定をしました。私が最初に見たスズメバチは全体的に黒色が強い個体だったそうで、複眼の周りの色で種を判断するときに間違えてしまいました。体色だけでも、かなり個体差があるのだと感じました。
 明日は標本を壊さないように頑張ります。
(G大学 Y.T.)

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