令和元年度 博物館実習
博物館実習初日は、オリエンテーションと施設見学をしました。
オリエンテーションでは大阪市立自然史博物館や学芸員、教育普及事業などの話を聞きました。教育普及事業が他の博物館より多いことや様々な分野を専門にする学芸員がいることなどの大阪市立自然史博物館の特色、地域の自然を取り上げた企画展を行うといった自然史博物館としての役割、学芸員の実情などを学びました。
施設見学では、収蔵庫や展示室などを見て回りました。収蔵庫はそれぞれの標本の保存方法に適した環境にした3種類の収蔵庫がありました。どの収蔵庫にも膨大な数の標本があり、展示されているものはほんの一部であることを知りました。展示室は学芸員視点で見るという事で、展示品作成時には想定されていなかったことによって照明の交換が困難になったり、展示品を壊さないように掃除するのが大変になったりしたことなど学芸員の視点で主にメンテナンス面の説明を聞きました。また、展示品が壊されないようにするためにした工夫を聞き、展示品作成やメンテナンスの苦労を知りました。学芸員の視点で見る博物館は新鮮で、他の博物館を訪れた時にやってみようと思いました。
今日の実習で学芸員の仕事や博物館の現状、展示に関する興味深い話をたくさん聞くことができました。明日から実習が本格に始まり、どんなことを学べるのか楽しみです。
(K大学 R.S)