令和元年度 秋期博物館実習4日目
博物館実習の4日目、ついに自然史フェスティバルが始まりました。
私はB会場の担当になって、会場の見回り、パンフレット配布、イベントの案内、各種アナウンスなどを行いました。特に、このイベントはいつどこに並べばいいのかなどの問い合わせに対応したり、イベントに参加される方の整列をしたり、次に始まるイベントのチラシを各地にテープで貼ったりという、イベント関連の作業が主でした。
イベントの中には、一瞬で列が形成され枠が埋まる人気が高いものもあり、そのようなイベントには、もう枠がなくなったのかという消沈の声や、いつ並び始めるか分からない先着順より事前申し込みにしてほしいという要望がかなりあったことが印象的でした。確かに事前抽選のほうが不公平感が少ないよなとも思いましたが、後の打ち上げで、ふらっと来て初めてこういうイベントやっているんだと知った人にも参加してほしいという期待があるから、事前申し込みなどはやっていないというふうに聞き、納得する部分もありました(が、一瞬で枠が埋まる上にいつ列が始まるのか分からないということを考えると、不公平感の方が大きいという気もします)。
いずれにせよ、一年に一度の自然史フェスを楽しみにして来てくださるのはありがたいことだなと思いました。
私はこの実習で初めて自然史フェスに参加しましたが、幅広くいろんな出展者さんが来られていて、SNSで知っていたけれど実際に見るのは初めてだった出展ブースもあり、知らなかったけれど今後ファンになりそうな出展ブースもあり、興味深く各会場を見て回りました。また、フェスという場だからかもしれませんが、学芸員の方と来場者の方、出展者の方同士の距離がかなり近いように感じました。大阪市立自然史博物館は、コミュニティとの距離が密接な、普及教育に力を入れている博物館なのだということが身をもって実感できた一日でした。
大阪市立自然史博物館には、住んでいる場所から遠かったこともあってこれまで来たことがなかったのですが、常設展や植物園もそのうちじっくり見てみたいな、来年も自然史フェスに行きたいなと思わされた実習でした。
(O大学 F.O)